【小太鼓ソロ】Clock Speed for snare drum/Fumihiro Ono

小太鼓ソロ。スティック、ブラシを使用。
演奏時間約8分

Clock Speed ~for Solo Snare Drum~

小野史敬プロフィール&その他の作品は以下リンクから。
TuneCore Japan
https://linkco.re/vBPg2PcE?lang=ja

楽譜&小野史敬さん自身の演奏CD入手はコチラから。(HoneyRock Publishing)
http://www.honeyrock.net

"～挑戦的な独奏曲～奏者の技術的な挑戦、ニュアンスの習得、そして聴衆を魅了するに最高な要素を兼ね備えている。"(米HoneyRock社による作品書評)

「Clock Speed」(2017)は、第15回PAS イタリア国際打楽器コンクールの作曲部門において最高位を受賞した小太鼓独奏曲である。また作曲者自身初の小太鼓独奏のための作品となる。

『時計の中の世界に入り込むこと』がこの作品を通しての一貫した主題である。アナログ時計の正確に刻まれた時(Ticking Clock)が冒頭に刻まれ、そしてその'時"の概念が崩れ去り(Clock Is Off)、様々なグルーヴ、即興、変奏を経て再び"時"が刻まれはじめる...。終盤ではデジタル式時計(Speedy Clock)のスピード感と共に近未来を想起させて締めくくられる。

ー人の生活と"時"は密接に関わり合っている。人間本来の"時"に対する回帰、その対照にある現実世界で実際に刻まれる冷酷な'時"。これらを同時に表現することは可能かどうか...ー作曲者のノートより(小野史敬)

曲中の随所に盛り込まれた特殊奏法はあくまで"時"を表現する役割の片鱗に過ぎない。それらは表面的には技術的に見受けられるが、"時間"という題材を奏者がいかに最大限に表現できるか？それがこの楽曲を通じての主な目的である。それ故、演奏において技術に固執するべきではなく、常に"時間"を表現することに徹してもらいたい。

この広い打楽器の世界において、「Clock Speed」が一つの新しい形として残ることを祈り、私の大切な音楽の友人、恩師、家族、そして「Clock Speed」を通じてこれから出会う全ての方々へ...特別な感謝としてこの曲を捧げたい。

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