カブの上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説)カブ栽培のコツとポイントが分かる!

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カブの育て方を約17分の動画で野菜栽培士が分かりやすく解説します。カブの栽培方法(土作り・種まき・植え付け・間引き・土寄せ・追肥・水やり・収穫方法・病害対策・害虫対策)など、カブ栽培のコツとポイントを短時間で掴むことができます。

カブの育て方を詳しく知りたい方におすすめです。


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【目次】
0:00 オープニング
0:14 カブの育て方
1:22 品種の選び方
2:29 コンテナと土作り
3:45 露地栽培の土作り
4:56 種まき
8:05 間引き
9:48 土寄せ(まし土)
10:27 水やり
11:28 追肥
12:57 収穫
14:31 病害対策
15:28 害虫対策


【動画の内容】

カブはアフガニスタンまたは地中海沿岸原産のアブラナ科の根野菜です。
日本へは中国を経由して奈良時代には渡来していたとされ
古くから親しまれてきた野菜です。
カブは冷涼な気候を好む野菜で、種まきは春まき(3月~6月)と、夏秋まき(8月~9月)ができ、収穫までは種をまいてから約2か月です
害虫の被害に遭いやすいので、初めて栽培する方は夏秋まきがおすすめです

品種選び

カブの品種は大きく分けると、温暖で肥えた土に適したアジア系と、寒冷地に適したヨーロッパ系の2種類で、根の大きさによって、直径 5~6cmの小カブ、10cm前後の中カブ、15cm 以上の大カブの3つに分類されています。
栽培の歴史が古いことから日本各地で品種改良が進んでいて、耐寒性の高い品種や耐暑性の高い品種、地域特産の珍しい品種などがあります。

コンテナと土作り
カブを育てるときのコンテナサイズは、中型の標準タイプ(60cm以上)で栽培しましょう。コンテナの深さは15cm以上あれば十分です。
また10号以上の植木鉢や土嚢袋でも少数株(2株~3株)を栽培することも可能です。
栽培用土は、カブ栽培が初めての方やベランダ菜園の場合は市販の培養土を利用すると便利です。
用土を入れる量は、鉢の7割程度にしてウォータースペースを確保しておきます。
カブは多湿を嫌うので、コンテナの底に鉢底石を敷くなどして排水性を良くしておきましょう

露地栽培の土づくりと畝作り

露地栽培では、種まきの2週間前までに土作りを終わらせておきます
耕起深度の目安は25~30cmです。
耕深が浅過ぎると根の張りが悪くなって生育が悪くなり、根が伸びず肥大しにくくなります。
カブの適正土壌 pH がは5.5~6.5 です。
種まきの1週間前になったら堆肥2㎏/㎡・化成肥料100g/㎡を施して畝を立てておきます。
カブ栽培の適した畝は、高さ10cmの平畝が適しています。

種まき
カブは移植を嫌う野菜なので移植には向かず直まきのみです。
移植で根を傷つけると肥大しなくなったり、奇形になったりすることがあります。
種まきは年2回春まきと夏秋まきができます。春まきは3月下旬から4月下旬まで、夏秋まきは8月下旬から10月上旬です。
耐寒性のある品種を選んで保温栽培すれば、真冬を除いて通年栽培することができます。
間引き菜を収穫しながら育てるなら筋まき、少数株を育てるときは点まきがおすすめです。

間引き
間引きは根の部分を太らせるために大事な作業です。
間引きをタイミングよく行うと、太くてきれいな根が育ちます。
間引く苗は生育が良すぎるものと悪いもの、葉が左右対称でないもの、葉の形や色が異常なもの、害虫の被害に遭っているものを引き抜きましょう。

土寄せ(まし土)
強い雨や水やりによって株元の周辺の用土が減って、苗の倒れや露出した根を傷める原因となります。
追肥のタイミングで土寄せを行いましょう。
土寄せは葉の株を安定させるほか、苗の徒長を抑えたり、追肥を覆うことで肥料の吸収率を上げたりなといったメリットもあります。

水やり
カブは多湿を嫌うため、気温が上がり始める前に水やりを行います。生長に合わせて水やりの量を変えます。発芽するまでは水切れに注意しましょう。

追肥
カブは根の肥大が始まると養分の吸収が盛んになります。この時期に肥料切れを起こすと、根が太らず味も落ちてしまうのでタイミングよく追肥を施しましょう。
ただし、小カブは栽培期間が短いので追肥なしで育てられます。
中カブも基本的に追肥は不要ですが、生育が悪いときは根の肥大が始まる前に1回追肥を与えます。
栽培期間の長い大カブは1~2 回追肥を行います。

収穫
カブの収穫適期は品種によって差があります。
小カブは種まきから 40~50 日経った頃で、根の直径 5~6cm 程度に肥大したとき、中カブは種まきから 50~70 日経った頃で、主根が 8~10cm 程度に肥大したとき、大カブは品種にもよりますが、根の直径が12cm 以上に肥大したときが収穫適期の目安です。
収穫が遅れると主根の割れやス入り等が発生するので適時に収穫するのがポイントです。
自信がないときは用土から出ている首の部分を少し掘ってみて、根の大きさを目で確認してみましょう。

病害対策
カブに発生しやすい病害は白さび病・黒腐れ病・根こぶ病・萎黄病などです。
病害が発生しやすい条件は、土壌の水はけが悪い・高温多湿や低温多湿が続く・同じ場所でブラナ科の野菜を連作しているなどです。
柔らかくて通気性と保水性のよい土壌を作ることで病害の発生を軽減できます。

害虫対策
カブに発生しやすい害虫は、カブラハバチ・キスジノミハムシ・アオムシ・アブラムシなどです。
中でも厄介なのは茎葉を食害するアオムシ類と幼虫が根の部分するキスジノミハムシです。
成虫を発見したときにはすでに卵を産み付けていることが多いので
葉の裏側をこまめに観察して卵を見つけたらすり潰しておきましょう。
特に幼苗期に害虫が発生すると被害が甚大になるので注意が必要です。

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