【箏曲】梵／大月宗明作曲　清流邦楽の会

2021年5月30（日）大田文化の森ホール
箏と尺八とクラシックギターによるメモリアルコンサート
「第一部　小林道仙十三回忌追善演奏会」にて
梵／大月宗明作曲

演奏　清流邦楽の会
賛助　難波竹山（尺八）

宇宙の真理、全体至上の神、清浄、ブラフマン、梵天等の意味を持つ「梵」。
「邦楽器による東洋的鎮魂曲」とも言える合奏曲で、
邦楽器合奏の持つ神秘的な雰囲気を効果的に盛り上げるように作曲された大曲です。

0:00 　第一楽章　海の響き（わだつみのこえ）
　じょうじょうたる響きの中に生命の躍動と苦悩を荘厳に感じさせる、
　生命の故郷と海を結びつけて考えたもの。
4:24　 第二楽章　林にて（涼風の宴）
　さわやかな涼風、静寂な木立、
　森の自然のひびきにひたりつつ魂の飛羽を想いぬぐらすうちに、
　するどい尺八の独奏によって心の無明を断じ
　続いて一音成仏の蓮管口の乙音で次章に入る。
8:05 　第三楽章　開華
　霊的寂滅の中に蓮の花が開きゆく想いで、浄土天国出現の賛歌。
10:40　第四楽章　祈り
　意欲的、能動的な祈りの声となり、
　合奏による強力な念力を押し出してゆく迫力に充ちた楽章。

2021年、コロナ禍ではありましたが
たくさんの方に助けていただきながら
小林道仙十三回忌追善演奏会を開催しました。

小林道仙（こばやしどうせん）が特に大切にした曲で
私たちにとっても特別な曲です。
「一音成仏」の念を込め、追善曲として演奏しました。

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