春秋戦国時代から戦国の七雄…戦乱を制し中華統一をなしとげた秦の始皇帝しかし反乱で滅亡…漢の時代権力争いと幾度となく飢饉が襲い武力闘争…国分裂して三國志の時代に

3000年くらい昔の話

中国には『周(シュウ)』という
国がありました
周王朝は各地に貴族を置き
統治させ安定した政治を行っていました
しかし…次第に貴族の力が増していき
反乱が少しずつ起きるようになり…その中
周王の暗殺事件も起こり
社会は荒廃していきます
力を付けた貴族たちは勝手に国を作り
権力を巡って…鎬を削る
『春秋戦国時代』に突入していきました

争いは絶えず強い者が弱い者を滅亡させ
飲み込んでいき…最終的には
秦(シン) 礎(ソ) 燕(エン) 趙(チョウ)
魏(ギ) 韓(カン) 斉(セイ) という
七つの大国ができ
これを『戦国の七雄』と呼び
さらなる大きな争いへと発展していくのです

激しく争うなか
秦が政治体制を安定させ
力を強めていきます
その秦に危機感を感じた他の六国は
秦を倒すために連合しようとするのですが
この作戦に対し秦は六国個々に
同盟を持ちかけ切り崩しに動きます

秦の作戦はうまくいき
連合作戦は崩壊…
秦は一段と力を増していきます

さらに…秦は周王朝を崩壊させ
他の六国も韓から魏・燕・趙・礎と滅ぼし
最後に斉を滅亡させ…

500年続いた戦乱を制し
中華統一をなしとげた
その時の王は自身を皇帝と名乗り
『秦の始皇帝』が誕生しました

そして…長い歴史を作るはず
だったのですが…

北方の匈奴(キョウド)を
恐れた秦は万里の長城を築こうとし
それが重税や過酷な労働となり
さらに強引な政策も続き
民衆の反乱が相次ぎました
その反乱で秦の都は落とされ
秦は滅亡してしまいました

ここから『漢』の時代に入り
最初は安定しますがのちに権力争いと
幾度となく飢饉が襲い
民衆が反乱…武力闘争と
またも…国に分裂して
あの有名な『三國志』の時代が
訪れるのです…


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