韓国南西部の空港で旅客機着陸失敗し炎上これまでに176人死亡「バードストライク」が原因か　地元消防「搭乗者の大半死亡と推定される」発表　韓国メディア

韓国の空港で29日朝、チェジュ航空の旅客機が着陸に失敗し炎上しました。
犠牲者の数は150人を超えました。

現場からFNNソウル支局・濱田洋平記者が中継でお伝えします。

事故が起きた空港の滑走路の近くには、墜落した機体の一部、おそらく尾翼部分だと思われるものが確認できます。
翼などが黒焦げとなっています。

事故発生から8時間以上がたちますが、いまだに周囲にはオイルのような匂いが残っています。

そして、機体は滑走路を取り囲む壁に衝突して炎上しましたが、滑走路はずっと離れたところにあり、機体がものすごい勢いで壁に衝突していたことが分かります。

韓国南西部にあるムアン空港で29日午前9時過ぎ、タイ・バンコク発のLCC・チェジュ航空の旅客機が胴体着陸を試みたところ失敗し、炎上しました。

機内にいた乗客乗員181人のうち、客室乗務員2人は機体後方から救助されましたが、韓国メディアはこれまでに151人が死亡したと報じていて、消防は搭乗していた人の大半が死亡したと推定されるとしています。

――事故原因についてどのように報じられている？

韓国の「聯合ニュース」は、「旅客機が着陸する直前に鳥の群れと正面衝突し、鳥がエンジンに吸い込まれるような音がした」という目撃者の話を伝えていて、消防はバードストライクの可能性があるとみています。

政治的な混乱が続く中で起きた大惨事に、韓国社会は大きなショックを受けています。

韓国政府は事態の収拾に全力を尽くすとしていますが、混乱が影響する懸念は拭えません。

※死亡人数について、その後情報が更新され、午後7時時点で176人となった。

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