姉弟子が語る藤井聡太五冠の素顔「キノコ嫌いなのに…」「パソコンは店員さんみたいに…」【イマネタ】2023年3月6日放送

5日の棋王戦第3局で渡辺明二冠に敗れ、史上最年少の六冠は“持ち越し”となった藤井聡太五冠。藤井五冠を幼い頃より知る姉弟子・室田伊織女流二段に、その素顔を聞きました。

　5日、藤井五冠が挑んだ棋王戦。対局時間に名古屋市千種区にある、将棋を楽しみながら飲食ができる「ハチワンダイningバー」に行くと店内は満席。お客さんの中には幼いころの藤井五冠と対局したことがある方も！

「当時はいい勝負でしたけど、まさかここまでになるとは！」
「当時から終盤は“激強”でしたね。AIとなっているかのような」

　対局の終盤は局面が二転三転する熱戦に！藤井五冠が優勢になってくるとお客さんから「すごい！大逆転だぞ」「これ分からんよ」「奇跡だ！すごいわ」「これで一気に藤井竜王くる」などの興奮した声があがります。するとおもむろにマスターがグラスを並べ始めました。何でグラスを？

「藤井先生が勝つと確信して、みんなでシャンパンを開けようと。（店の）おごりです」（ハチワンダイningバー　稲垣直人さん）

　勝利の美酒を準備するマスターでしたが…状況は一変、渡辺二冠が勝利という結果に。グラスは撤収、乾杯はお預けです。

「すごい楽しい将棋でした。楽しかったですけど（藤井五冠）ご本人はかなり辛いというのは画面越しから伝わって来たので、次は頑張ってほしいですね」（稲垣さん）

　地元から愛される藤井五冠を幼いころから知る人物にZoomインタビューで素顔を聞いてみました。藤井五冠と共に、杉本昌隆八段の門下生の室田伊織（むろた いお）女流二段。幼い頃は、藤井聡太五冠を「総ちゃん」と呼んでいただけあって…

「弟というか息子というか…いつかはプロになって、タイトル取ってと、見ていたんですけど。まさかにこんなに早く…想像以上で驚いています」（室田伊織 女流二段）

　普段、藤井五冠とはどんな会話をしているか聞いてみると…

「小さい時から素の時はあまり変わっていない感じがします。昔から冗談言ったり、それも今も変わっていなくて。テレビの取材などで大人も分からないような単語を使って話しているのを見て、そんな大人びた言葉をしゃべるって知らなかった。逆にビックリするっていう感じです」（室田伊織 女流二段）

　確かにインタビューの度に、『望外（ぼうがい）』『僥倖（ぎょうこう）』『千思万考（せんしばんこう）』など、普段使わないような“藤井語録”が話題になりますが、藤井五冠にはもっと詳しい事が…

「パソコンの話を聞きたくて相談したら、すごく前のめりに教えてくれました。予算を言ったら『これぐらいのものが良い』と教えてもらいました。店員さんみたいでした」（室田伊織 女流二段）

　20歳にして、既に将棋の8大タイトルのうち5つのタイトルを手にしている藤井五冠。一方で、あの“天敵”については…

「キノコが本当に嫌いで、いかに嫌いか語られたことがあります。いかにキノコが嫌いなのかキノコの生態を話していましたが、めちゃくちゃ詳しかったんですね。嫌いなのに詳しいんだなって（笑）。『キクラゲもキノコと知った瞬間に嫌いになった。それまで普通に食べていたのに、キノコと知ったら嫌いになっちゃった』って言っていました」（室田伊織 女流二段）

Q.今度会った時に一緒にやりたいことは？
「洋服とか靴とか一緒に見て回りたいなと。（藤井五冠）は無頓着なので、いろいろ揃えたい。一緒に買い物して、藤井君のお金でいっぱい服とか選んであげたいと思います」（室田伊織 女流二段）

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