近代歌人の詠った「花と実」をテーマにした短歌秀作

Описание к видео 近代歌人の詠った「花と実」をテーマにした短歌秀作

今回は近代歌人による「花と実」を詠んだ秀作短歌をお送りします。

①若山牧水                 
うすべにに 葉はいちはやく 萌えいでて 咲かむとすなり 山桜花
『山桜の歌』

②釈 迢空
「大正十三年 -五十二首- 島山」
葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり
『海やまのあひだ』

③正岡子規
瓶にさす 藤の花ぶさ みじかければ たたみの上に とどかざりけり
『墨汁一滴』『竹乃里歌」

④木下利玄(きのしたりげん)                   
牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ
『一路』

⑤前田夕暮
向日葵は 金の油を 身にあびて ゆらりと高し 日のちひささよ
『生くる日に』

⑥佐佐木信綱
どつちにある、こつちといへば片頬笑み ひらく掌の赤きさくらんぼ
『黎明』

⑦斎藤茂吉
岡の上
沈黙の われに見よとぞ 百房の 黒き葡萄に 雨ふりそそぐ

⑧山崎方代
一度だけ本当の恋がありまして 南天の実が知っております
『こおろぎ』

⑨宮柊二
昼間見し 合歓(かうか)のあかき 花のいろを
あこがれの如く よる憶ひをり  
『群鶏』

Комментарии

Информация по комментариям в разработке