劇団四季『ウィキッド』高校卒業式でナンバー披露しました

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3月1日(木)、ミュージカル『ウィキッド』名古屋公演出演中の、グリンダ役・山本貴永とエルファバ役・岡村美南が、市内の私立高校卒業式にサプライズゲストとして登場、劇中ナンバーで旅立ちのお祝いをしました。

今回2人が訪れたのは、愛知工業大学名電高等学校。高校野球の強豪校としても知られ、スポーツ、文化の両面で活発な課外活動を行っている同校在校生より、「お世話になった先輩方への感謝の気持ちを、『ウィキッド』のナンバー「あなたを忘れない」に託して伝えたい」とのリクエストを頂き、今回のサプライズ企画が実現しました。別々の道を歩むことになった2人の魔女―エルファバとグリンダが、別れに際して友情を確かめ、互いの未来を讃える「あなたを忘れない」は、『ウィキッド』誕生の地・アメリカでは既に「卒業ソング」として定着しており、卒業式のプレゼントとしては、まさにぴったりだったのです。

閉式の辞が述べられ、卒業生退場・・・と会場全体が思うその時、在校生を代表して生徒会長が壇上に駆け上がりました。「今ここに『ウィキッド』の主演キャストの方が、皆さんに歌を披露していただくためにお越し頂いています」との思いがけない言葉に、卒業生から歓声と拍手がわき上がります。その声は、舞台袖でスタンバイしていた山本と岡村の耳にも届き、やや緊張気味だった2人の顔に笑顔が浮かびます。同校吹奏楽部によるオーヴァーチュアが響き渡り、ゆっくりと緞帳が開くと、そこには舞台から抜け出したような2人の魔女の姿。会場の驚きと興奮が高まる中、静かに歌い始めます。

歌詞と卒業生の心がゆっくりと重なり合い、興奮が感動に変わってナンバー披露が終わると、岡村が「愛工大名電高校の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。劇団四季『ウィキッド』出演キャストを代表して、心よりお祝い申し上げます」とご挨拶。山本も感動で言葉を詰まらせながら「ここで出会った「友達」を大切に、夢に向かって大きく羽ばたいていってください」と語りかけ、未来へ旅立つ若者への花向けの言葉としていました。

オズの世界は、これからも名古屋の街に感動の魔法をかけ続けていきます。どうぞご期待ください!

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