「家族がいる人はやっぱり家に帰りたいですよ、どうしても」施設から消える認知症の高齢者たち 葛藤する現場|TBS NEWS DIG

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シリーズ「現場から、」。富山県では、老人ホームなどの入居施設から高齢者が行方不明になっている実態が明らかになりました。葛藤する現場を取材しました。

ことし3月、有料老人ホームに入居していた87歳の男性が突然姿を消しました。

施設職員
「いつの間にか洗濯場のところのドアが開いてまして、利用者さん全員確認したところ1人だけいない」

男性は、職員専用の洗濯室から外に出たといいます。

施設職員
「この戸ですね。これが普通に開いていて」

行方不明になって6日目。

記者
「男性は施設からおよそ20キロ離れたこちらの空き家で、遺体で見つかったということです」

男性は施設から抜け出し、自宅に向かっていたとみられます。

男性の次女
「本当に家に帰りたかった。家にいたかった。本当にごめんねしか言えなくて」

信頼して預けたはずの施設からも消えてしまう高齢者。

男性の次女
「(施設は)できることはしてくださった。ただでも、すべてのところに鍵をつけるなり、そういう対策はしてほしかった」

父親が施設から行方不明になったのはこれが5回目でした。

施設から行方不明になった高齢者は、他にもいるのではないか…私たちは、富山県内の有料老人ホームなど146の施設にアンケート調査をしました。

回答があった40施設のうち、23の施設が「行方不明になったことがある」と回答。半数を超える施設から高齢者が行方不明になっている現実が浮かび上がってきました。

過去に6人が行方不明になったと回答した施設が取材に応じました。

施設には18人の入居者がいますが、そのほとんどが認知症です。2016年の夏に、80代女性が部屋の窓の鍵を自分で開け、裸足で外に出ていきました。女性は近くの用水路沿いの道路を歩いていたところを近所の人に発見されました。

ケアセンチュリー富山 作田秀樹 施設長
「出て行った時のために、(防犯カメラ)これがついてますけどね」

防犯カメラを設置するなどの対策を講じましたが、その後も施設から出ていこうとする認知症の高齢者が後を絶たないといいます。

ケアセンチュリー富山 作田秀樹 施設長
「消防はなにかあった時に窓から出られないと危ない。1番いいのはやっぱり全部鍵ガンガンにかけまくることですよね。でもそれはできないじゃないですか」

別の施設の防犯カメラには、昼夜問わず施設内を徘徊する高齢者の姿が写っています。

ケアセンチュリー富山 作田秀樹 施設長
「確信的な何かっていうのはないですよ。家族がいる人はやっぱり家に帰りたいですよ、どうしても。難しいですね」

施設から消える認知症の高齢者たち。彼らを止める「処方箋」はまだ見つかっていません。

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