RAMPO : らんぽ. セガサターン実機

ノーカットでエンディングまで。探偵趣味(評価)は『甲』。探偵小説家『江戸川乱歩』を題材にしたインタラクティブ・アドベンチャーゲーム。1994年に松竹とセガとの共同プロジェクトでメディアミックスが実現し映画とゲームが同時に制作されました。劇場映画は2バージョンが同時公開され、本作は『奥山バージョン』の映像素材が使われているようです。といっても映画の素材を使っているのはイベントシーンなどのほんの一部分で、その他ほぼすべてがゲーム専用に撮られています。さらに翌年には『インターナショナルバージョン』が劇場公開。自分は当時インターナショナルバージョンを劇場まで観に行きました。内容はあまり覚えていませんが…。ちなみに本ソフトに50,000枚特典としてインターナショナルバージョンの300円割引券が付いてきました。

[0:00:00] 起動～デモ
[0:02:03] DISC1
[0:56:45] DISC2

DISC1が『お勢登場』、DISC2が『大河原邸』。映画だと『江戸川乱歩』が小説内に『明智小五郎』を登場させ現実と小説世界が交錯した中で事件を追っていく～というような内容だったような…。ゲームのほうは映画の内容やストーリーとはとくに関係がなく、乱歩先生が直に事件の謎を追っていくというようになっています(このため明智小五郎は出てきません)。登場人物のキャストはほぼ映画版と同一。

ゲーム内容は『夢見館の物語』系譜と言えば分かりやすいでしょうか。
文字などは一切表示されず、人物の話を聞きながら会話中にボタンで『はい』『いいえ』を押して返答する場面もあり、ちゃんと会話を聞いていないとそのシーンを逃してしまいます。これらの受け答えをちゃんとしたかなどもエンディングと最後の探偵趣味(評価)に影響します。
また、ゲーム内で暗号を解くシーンがあるのですがゲーム内で手に入るのは暗号解読のヒントが書かれた紙のちぎれた半分だけで、ソフトに付いてる赤いプラシートを使って説明書にいくつか載っている模様の箇所にシートを充てて見ると(いわゆる赤シート勉強法のソレ)ちぎれた紙のもう半分を見ることができるという探偵物っぽく演出されたギミックがあります。ディスクのラベルにも模様が印刷されているのでなにが書いてあるのかあちこち見てみる楽しさもありました。昔のパソコンゲームであったマニュアルプロテクトみたいで面白いですね。

▼出演
江戸川乱歩：竹中直人
横溝正史：香川照之
大河原静子：羽田美智子
お勢：渡辺典子
大河原舞子：藤原まゆか
轟：藤川修士
野々村：千田悟
福岡：按田敬一
千石：渡辺克幸
おフミ：高木孝子
富山：荒川正和
菅野：清水康平
煙草屋：相生千恵子
八百屋：ドン貫太郎
宝石屋：青沼神対馬
桂子役の女：池谷玲子
麗子役の女：秋元響
侯爵役の男：橋本至
格太郎：白幡都弘

1994 セガ

▼セガサターン再生リスト
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This game is Japanese version.

#RAMPO #セガサターン #Higemaru