「かけがえのない時間ありがとう」地震で38歳妻と3-11歳の子供3人失った男性 告別式で最後の別れ (2024/01/17

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能登半島地震で、帰省した石川県珠洲市の実家で、38歳の妻と3歳、9歳、11歳の3人の子供を失った男性がいます。男性は警察官で、家を離れたときに家族が地震に襲われました。14日、4人の告別式が行われ、男性は最後の別れを惜しみました。

大間圭介さん:
「能登半島地震が発生し、被害に遭われている方もいる中…妻・はる香、長女・優香、長男・泰介、次男・湊介の告別式にご参列頂き、誠にありがとうございます」

金沢市の大間圭介さん(42)は1月1日、珠洲市仁江町にある妻・はる香さん(38)の実家に帰省していたところ、被災しました。

祭壇に並んだ遺影は、妻のはる香さん、長女の優香さん(11)、長男の泰介くん(9)、次男・湊介くん(3)の4人です。

裏山の土砂が崩れてはる香さんの実家を襲い、巻き込まれたといいます。

最初に発生した最大震度5強の地震で、警察官の圭介さんは、様子を見るため家を飛び出した時、さらに大きな地震が家族を襲いました。家族と再会出来たのは3日後のことでした。

4日になり、消防隊員がかけつけ、居間に向かって土砂を掘り進めてサーモグラフィーを使用したところ、明らかに1か所だけ周囲の温度より高いところが確認されました。

圭介さん:
「もしかしたら生きているかもしれないと希望を抱きました。その後自衛隊員が来てくれて、居間の方向に土砂を掘り進めたところ、その日のうちにはる香と優香が発見されました。翌日の午前中には泰介と湊介が発見され、義理の祖母も発見されました」

発見された時点で息はありませんでしたが、温度の変化は早く助け出してという、家族の声にならない声だったのではないかと、圭介さんは振り返りました。

圭介さん:
「あれは妻と子供たちが早く出してほしいと、訴えていたのではないかと思います。寒かったね、怖かったね、つらかったね。発災後すぐに助けてあげたかったけど、助けてあげられなくてごめんね、本当にごめんね」

そして、失った家族それぞれとの思い出に触れました。

圭介さん:
「はる香、こんな変わった性格の僕を夫として選んでくれて本当にありがとう。宝物の3人をこの世に授けてくれてありがとう。はる香には感謝してもしきれません。しっかり者だけど寂しがり屋、泣き虫、でも子供思い。結婚して今年で13年ですね。はる香は生前、子供たちが巣立ったら2人で旅行したり、買い物したり、付き合った頃みたいに過ごしたいねと言ってくれていました。その夢も叶うことはなくなったけど、はる香はいつも僕の傍にいてくれるよね。また2人でデートしようね」

長女の優香さんには…。

圭介さん:
「優香、あなたは大間家の長女として誕生して大間家のアイドルでしたね。負けず嫌いで頑張り屋、でも怖がり屋。最近は韓国アイドルにはまって、歌ったり踊ったりするのが大好きでしたね。最近は年頃なのか、おませになって恋愛話を友達としているみたいで、そんな姿は一切お父さんには見せなかったね。誰のことが好きだったのか教えてほしかったな」

長男の泰介くんには…。

圭介さんON:
「泰介、あなたは大間家で初めての男の子として誕生しました。本当に優しくて元気いっぱい。ゲームも外で遊ぶのも大好きな子でしたね。幼い頃は呼吸器の病気で3回も入院したけれど、今ではそんなことが嘘だったように、スポーツ万能でやんちゃ坊主。自分のことよりみんなが喜ぶことを優先して、自分の小遣いもきょうだいやお父さん、お母さんのために使ってくれたり、お母さんのお手伝いを一番してくれたね。お父さんが帰ると『ぎゅってして』と言ってせがんだり、寝るときはいつも腕まくらを要求したり、甘えん坊の一面もありましたね」

わずか3歳だった湊介くんには…。

圭介さん:
「湊介、あなたはお姉ちゃん、お兄ちゃんと年が離れて生まれてきて、みんなから可愛がられていましたね。お母さんのことが大好きで、お母さんにずっとくっついていましたね。歌を歌うのが大好き。お兄ちゃんにくっついて野球をしたり、ゲームをしたり、最近では仮面ライダーが大好きでいつも『変身!』と言って遊んでいましたね」

そして別れの時が近づいてきました。

圭介さん:
「妻といつまでも一緒にいたかった。子供たちの成長をずっと見守っていたかった。叶えることが出来なくなってしまいました。生き残った私たちが命ある限り、亡くなった方々のことを思い続けていきます。はる香、優香、泰介、湊介、これからはずっと一緒だよ。いつもお父さんの傍にいてください。みんなでどこでも行こうね。短い間だったけど、かけがえのない時間をこんな自分に与えてくれて、本当に本当にありがとう、生まれてきてくれて本当にありがとう。永遠に僕の宝物だよ」

4人の最期は、およそ500人の参列者が見送りました。

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