日本へ避難のウクライナ人女性の今 戦地で暮らす家族思い…動物看護師目指し猛勉強【ワイド!スクランブル】(2024年8月24日)

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 ロシアによるウクライナ侵攻から24日で2年半になる。これまで2回、番組で伝えてきたウクライナ避難民・レナさんの今を取材した。

■ウクライナから避難 夢は?

 熊本市内にある動物病院。犬の世話をしているのは、ウクライナから避難してきているレナさん(24)。

レナさん
「いつも楽しい。これ、かわいいでしょ。動物と一緒にいるのが一番」

 そんな彼女には今、夢がある。

レナさん
「一番(の夢)は学校に行きたい。動物の看護師になりたい。動物たちは、人より弱いと思います。だから助けないといけない。例えば野良猫たちは病気になったら自分であまり何もできない。私たちは助けないといけない」

■レナさんの思いを知り…動物病院の院長が受け入れ

 2022年2月24日。ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。レナさんの故郷は東部ハルキウ。そこでさまざまな人、さらに動物も戦争に巻き込まれる様子を目の当たりにした。

 レナさんは家族のもとを離れポーランドへ。そこから日本人の支援もあり、その年の4月に日本へと避難してきた。

レナさん(当時21歳)
「とてもうれしいです。日本に着いて最高に幸せです」

 最初は群馬県で避難生活を送っていたレナさん。その後、「動物の仕事をしたい」という思いを知った熊本市にある動物病院の院長が受け入れを申し出たのだ。

■親戚にも危険が「モールが爆発…」

 そして、レナさんは去年6月から熊本市で一人暮らしを始め、動物病院で働きながら日本語の勉強を続けている。

 実は、レナさんは日本に避難してきておよそ2年の間、家族について口を閉ざしていた。そんな彼女が今年2月、初めて家族の写真を見せてくれた。

レナさん
「家族と遊んだこと、思い出す。よく思い出す。これは公園で、弟はまだ小さい、今は大きくなった」
「(Q.右はお母さん)はい。お母さん一番仲良し。とてもやさしいお母さんです」
「(Q.連絡はとっている)時々」

 父親とは、小さいころからよく海に出掛けていたという。

レナさん
「(Q.まだ戦争が続いていて家族が心配では)もちろん心配です。ハルキウだからロシアと近く、危ない。だから心配です。みんな疲れている。いつも爆発。もちろん眠れないと思います」

 家族が暮らすハルキウでの戦闘は激しさを増し、親戚にも危険が及んだという。

レナさん
「母の妹と、彼女の夫がモールに行った。そのモールに、すごい爆発があった。彼らは、その時は、すごく近くにいた。出てきたみたい。今生きている。多分モールの中にいたら、死んだと思います」

■漢字の読み書きなど…専門学生が支援に

 故郷が破壊され、心が傷つく中でもレナさんは「動物看護師」になるという夢に向かっていた。

 今の目標は、資格習得のための専門学校に入学すること。入学試験に合格する必要があるのだが、そこには大きな壁があるという。

レナさん
「教科書を読む時は、まだ分からないことが多い。何か長い漢字で言葉がある時は、まだ分からないことがいっぱいある」

 そうしたレナさんを支えてくれる、新たな支援者たちが集まっていた。

 漢字の読み書きや専門用語などを動物病院に併設されている専門学校の学生が教えてくれることになった。

専門学校の学生
「日本語のできない状態で、医学の用語とか難しいものとかいっぱいある中で、挑戦できるというのが、すごく尊敬しています」

専門学校の学生
「教科書を隅々まで1から読んでいくので、自分たちが勉強している時は読まなかったところも読むから、レナに日本語を教えるという機会がめちゃありがたいと思います」

 同じ目標を持つ学生からの支援についてレナさんは…。

レナさん
「とても感謝します、学生たちに。もちろん翻訳使えるけど、漢字の読み方、覚えないといけない。翻訳、これできない」

 動物病院の看護師長であり、専門学校講師の白石史絵さんは…。

竜之介動物病院
白石史絵動物看護師長
「病院にいると、どうしても同世代の子と接することがあまりないので。(動物の)学院に入るとなると、やはり同じ世代の子たちと一緒に協力しながらやっていかないといけないので、それはぜひレナと触れ合わせて、レナにも雰囲気に慣れてほしかった。学校に入る準備として」

レナさん
「(Q.厳しい状況で頑張れるのはなぜ)頑張らないといけない、看護師になるために。ならないといけない。両親が少し安心できる、これで」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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