へっぽこ登山　羽束山（兵庫県）〜三山を巡る〜

今回は兵庫県三田市の「羽束山」、「甚五郎山」、「宰相ヶ岳」の三山を巡ります。
丸い形の羽束山。
隣の甚五郎山は少し標高が低いです。
羽束山を胴体、甚五郎山を尻尾として「くじら山」とも呼ばれるそうです。
また隣接する宰相ヶ岳と合わせて「羽束三山」と呼ばれます。

スタートは香下寺から登山開始です。
香下寺の読み方ですが、「こうげじ」とも「かしたじ」等とも読むようです。
実際、道路を走っていて案内標識に両方の読み方がありました。
山登りをしていると案外世の中は、あやふやなことが多いと思ってしまいます（笑）。

お寺の前に大きな駐車場があります（トイレもあります）。
ここに停めさせて頂き、出発します。
香下寺と羽束山の繋がりは深いようです。
羽束山は香下山とも呼ばれ、昔は山頂付近に香下城が建っていたそうです。
現在は山頂には羽束神社と観音堂、麓には香下寺と八王子神社があり神仏習合の信仰を感じます。

羽束山までの登山道は石段が続く歩きやすい道です。
丁石もあり羽束神社へ続く参道のようです。
六丁峠まで登ると甚五郎山へと続く道への分岐点です。
今回は三山を巡りますので甚五郎山を目指します。
分岐からしばらく歩くと甚五郎山に到着します。

また六丁峠に戻り、羽束山を目指します。
羽束山までは丁石を数えながら登ります。
山頂に着くと展望ポイントもあり、のんびり過ごせます。

最後の宰相ヶ岳は、少し厳しい登山道を歩きます。
しかしリボンもあって比較的分かりやすい道でした。

宰相ヶ岳へ向かう途中に、一丁の丁石がなかったことに気付きました。
宰相ヶ岳から周回で香下寺に下山するルートもあるそうですが、道が不明瞭という情報です。
せっかく二丁まで数えたのに一丁を見逃したのは悔やまれます。
今回は時間と体力にも余裕がありましたので、戻って丁石を探すことにしました。

帰り道に無事、一丁の丁石を見つけてスッキリです。
このように単純なことでも山の中で楽しみを見つけるということ。
子供の頃に戻ったような感覚になります。
羽束山は家族で登られることも多いようです。
地元の人達から大事にされている里山と感じました。
のんびり楽しめた羽束三山でした。

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