名鉄2230系特別車+2330系一般車　2021年10月～2024年8月

2330系一般車は2008年度に落成した。基本的な仕様は2200系2次車の一般車と同一であるが、一部の台車は1600系パノラマsuper1600号車の廃車発生品の台車を流用。また、マジックミラーのある銀の前面部分が鉄板に変更されており、銀の塗料で塗装されている。スタンションポールは青紫に着色されていたが、後に剥離され無塗装になる。
車体は普通鋼でできている。制御装置はIGBT素子のVVVFインバータ制御である。WN駆動車。
2019年ごろから前面のマジックミラーがガラスに取り換えられた。
元々2330系一般車は特別車側に名鉄1600系パノラマsuperを改造し、方向転換と塗装変更を施工した1700系2両をつなげていたが、ホームドア設置に対応できない、出力の違いによる乗り心地の悪さなどの事情で2019年に2230系特別車が4両製造される。2019年度は2233F特別車と2234F特別車が落成し、1700系1703Fと1704Fを置き換えた。2020年度は2231F特別車と2232F特別車も落成し、1700系は2021年2月を最後に引退し、廃車、解体され、保存はなかった。1600系パノラマsuperは1999年落成で、2008年に1600号車の車体は一部特別車化のため解体された。台車は2330系に流用。残った2両は塗装変更と方向転換をして2330系と合体し一部特別車化した。活躍期間は1703Fと1704Fは最長20年、1701Fと1702Fは最長21年だった。
2230系特別車の車体は2200系3次車以降の特別車と同一であるが、ドアランプが設置されている。エンブレムは「Series2200」と書かれている。車体は普通鋼製で、制御装置はIGBT素子のVVVFインバータ制御である。WN駆動車。
特別車と一般車との唯一の共通点は特別車の2280形と一般車の2430形を往来する貫通扉の開ける向きが1700系組成時の都合上、普通の名鉄電車と逆向きになっている。
また、2330系は2230系と連結したついでにフリーWi-Fiも追加設置している。
2330系は2008年落成、2230系2233Fと2234Fは2019年落成、2230系2231Fと2232Fは2020年落成のため、前後で排障器の形状が異なるなどの違いがある。

2024年度現在、2231F+2331F～2234F+2334Fの6両編成4本が名鉄本線系統(名古屋本線全線、犬山線、常滑線、空港線、河和線、知多新線など)の一部特別車の特急、快速特急で活躍している。

0:00　2231F+2331F
0:47　2232F+2332F
2:14　2233F+2333F
3:28　2234F+2334F