外資系ホテル続々…赤レンガ修道院を改装し高級ホテルに 森トラスト 伊達美和子社長 “ホテル インディゴ 九州初展開の狙い”【長崎】

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100年に1度と言われる再開発が進む長崎市では、新しいホテルの建設が続々と進められています。JR長崎駅の新駅ビルで建設が進むのが『長崎マリオットホテル』です。
地上13階建て、客室数は207室で、来年初頭に開業予定です。北側に位置する幸町では、来年秋頃の開業を目指して長崎スタジアムシティプロジェクトのホテル棟『STADUIM CITY HOTEL NAGASAKI』の建設が進められています。
客室数はおよそ250室で、こちらはジャパネットホールディングスが初めて手掛けるホテルとなります。そして、長崎を代表する観光地のひとつグラバー園そばの南山手町に、来年冬、およそ70室の客室で開業予定なのがイギリスの高級ホテルブランド『ホテルインディゴ 長崎グラバーストリート』です。1800年代に作られた歴史ある建物、“旧マリア園”を外資系の高級ホテルに生まれ変わらせる狙いとは──
改装を手掛ける不動産開発大手の『森トラスト』伊達美和子社長に聞きました。125年の歴史がある『赤レンガ造りの洋館』が、外資系の高級ホテルに改装されます。手がけるのは、不動産開発大手の『森トラスト』です。これまで国内に28の外資系ホテルを展開していて、九州では初めてです。森トラスト 伊達 美和子 社長:
「日本の国内の主要な場所に外資系ホテルを誘致しながら “外国人の方が日本を回遊してくださる”ような──そんな構想を持っているんですよね。
長崎というエリアが非常にユニークな文化や歴史を持っているということ。
彩色美・色彩美・文様美も生まれていたという、そういう経緯も踏まえまして、できる限り、地域の良さを表現できるようなホテルにしたいっていう気持ちがあった」長崎市南山手町の国の重要伝統的 建造物群保護地区にある”旧マリア園”は、フランス人修道士の設計で、1898年にイエズス会修道院の拠点として造られました。
赤レンガ造りの外観やアーチ型の窓が特徴で、伝統的建造物に指定されています。森トラスト 伊達 美和子 社長:
「もともとあるレンガ造りの建物は、歴史的に非常に価値の高いものですので、そのあたりは残す前提なんですけれども、耐震補強をしながら今、工事をしているところですね。
古いものをそのまま持ってくるだけではなくて、そこから着想を得て、どうフィーチャーして未来に向かって繋げていくか、っていうところを意識していこうと思っています」生まれ変わるのは イギリスの高級ホテルブランドが展開する「ホテル インディゴ 長崎グラバーストリート」およそ70の客室があり、スタンダードルームは 1室1泊 3万円~5万円です。地上3階、地下1階建てで、旧聖堂を活用したレストランやフィットネスジムも設ける予定です。森トラスト 伊達 美和子 社長:
「ホテルの中の滞在も楽しんでいただきたいですが、周りを”さるく”していただいて、地域の回遊性が高まり、エリアの良さというものを認識してくださるゲストの方が増え、“長崎”という場所自体の発信に繋がるのではないかな、という風に思います」『ホテルインディゴ 長崎グラバーストリート』は、来年冬、開業予定です。

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