【ルート解説】天狗岳 ~北八ヶ岳の苔とアルプスの絶景を満喫~ 唐沢鉱泉から日帰り周回コース Course Guide of Mt. Tengudake of Yatsugatake

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2023年7月17日、北八ヶ岳の天狗岳に登りました。天狗岳は最高峰の西天狗岳(2646m)と東天狗岳(2640m)からなる双耳峰で、北八ヶ岳の最高峰です。コースタイムが短く日帰りでも周回登山が楽しめることから、八ヶ岳でも人気の高い山です。
八ヶ岳連峰の西側の「唐沢鉱泉」に車を停め、西天狗岳~東天狗岳~黒百合ヒュッテと、反時計回りに周回。途中「天狗の奥庭」に寄り道してスリバチ池越しの天狗岳の姿を眺めます。



【チャプターリスト】
0:00 オープニング・駐車場へのアクセス
1:35 駐車場~唐沢鉱泉~登山口
2:42 登山口~第一展望台
8:30 第一展望台~西天狗岳
13:39 西天狗岳~東天狗岳
16:54 東天狗岳~中山峠~黒百合ヒュッテ
20:14 すりばち池に寄り道
22:22 下山・エンディング


【登山口までのアクセス】
中央高速を諏訪南ICで下車し、八ヶ岳ズームラインから八ヶ岳エコーラインへ20分進みます。槻木大橋を渡り切り、三井の森別荘地へ右折。ゴルフ場や別荘地の中をしばらく走ります。三井の森セミナーハウスを過ぎると夏沢鉱泉方面へ向かう道との二俣が出てきます。唐沢鉱泉へは左側へ進みますが、この分岐から先は砂利敷きの道。比較的フラットなのでノーマルタイヤでも通行できますが、所々に段差もあり、天気が続いた後はひどい砂ぼこりが舞い上がります。路肩に駐車する場合、下山してみると車が真っ白になっていることもありますので、窓掃除用の水を用意しておくことをお勧めします。
対向車とのすれ違いに注意しながら砂利道に10分ほど揺られると、登山口のある唐沢鉱泉に到着します。


【天狗岳登山口駐車場情報】
唐沢鉱泉前の道沿いにある。30台程度。無料。きれいなトイレあり。携帯電波なし(楽天モバイル) 夏場の日中は気温が高くアブが大量発生。夜間も気温は高め。坂道に沿って停めるため傾斜あり。ハイシーズンは朝のうちに満車になることが多い。唐沢鉱泉の建物脇の駐車場は鉱泉利用者用。満車の場合は通行の妨げにならないよう路肩に駐車する。


【唐沢鉱泉情報】
日本の秘湯を守る会の宿。宿泊施設、食堂、自販機、お土産コーナーあり。日帰り入浴可能(大人990円 10:00~15:30)
駐車場の脇から少し山道を入った建物裏手にヒカリゴケの群生地あり。


【黒百合ヒュッテ情報】
宿泊や軽食で人気の山小屋ですが、2023年7月1日より人手不足のため軽食の営業を停止しているそうです。黒百合ヒュッテでの昼食をあてにせず、必ず行動食を持参しましょう。


【ルート概要】
①唐沢鉱泉~第一展望台(CT:1時間30分)
駐車場から続く道を少し進むと表れる唐沢鉱泉の建物の前に分岐があります。直進すると黒百合ヒュッテ方面、右に進むと西天狗岳方面に向かう西尾根ルートです。時計回りに周回する場合はここを直進しますが、ガスが湧き出す前に展望ポイントに着きたかったので反時計回りに周回することにしました。
分岐を右に進むとすぐに見えてくる小さな「しゃくなげ橋」が西尾根ルートの登山口。渡ればすぐに苔むした岩や倒木に囲まれた樹林帯の山道が始まります。北八ヶ岳らしい苔の森です。
大きな岩がゴロゴロした山腹をつづら折りに50分登り続け、尾根の上に上がると分岐が現れます。右の道は尾根上を周回して駐車場付近まで下るルートです。「西天狗岳」方面に左折し、しらびそとダケカンバがうっそうと茂った樹林帯を登り続けます。所々岩場の急登も出てきますが、全体的に歩きやすい道です。
分岐から40分ほどで展望が開け始め、ほどなくして第一展望台に到着します。南八ヶ岳の赤岳や横岳、南アルプス、中央アルプス、そして北アルプスの槍穂高から白馬三山など、たくさんの山々が視界一杯に広がります。

②第一展望台~西天狗岳(CT:1時間)
第一展望台を出ると、道は再び苔と針葉樹の森に突入します。比較的なだらかな尾根道を進んで行くと再び展望が開け、前方に見える西天狗岳を目指して進むと第二展望台に着きます。第一展望台からは25分ほどです。第二展望台からも素晴らしい眺望を楽しむことができますが、北アルプスや蓼科山方面は木々に妨げられ見ることができません。
第二展望台から一旦下って、ゴロゴロと大岩が積み重なったような急斜面に取り付きます。この付近から背の高い樹木は姿を消し、ハイマツと岩が中心の高山の世界になります。後ろを振り向けばアルプスの山々や北八ヶ岳の蓼科山、麓の集落の街並みを眺めることができます。
第二展望台を出発して35分、岩だらけの急登を登り切ると、本日の最高地点である西天狗岳山頂に到着します。広い山頂からは阿弥陀岳、赤岳、硫黄岳の爆裂火口が良く見えます。そして、これから目指すもう一つの頂「東天狗岳」の荒々しい山容がすぐ先に見えます。

③西天狗岳~東天狗岳~黒百合ヒュッテ(CT:1時間15分)
西天狗岳から赤茶けた岩のガレ場を一旦下り、コルから緩やかに登り返します。西天狗岳から20分ほどで東天狗岳山頂に到着します。東天狗岳山頂は東側の展望も開け、金峰山などの秩父の山々、赤城山や浅間山、妙義山など上州の山々も遠望することができます。また、硫黄岳の火口の断崖絶壁がここ東天狗岳の山頂直下、そしてニュウの付近まで続いているのが一望でき、北八ヶ岳の東側が大きくえぐり取られている様子がよく分かります。

東天狗岳山頂で360度の大展望を楽しんだ後は、崖に沿って続く岩だらけの道を下っていきます。途中で左手に「天狗の奥庭」経由で黒百合ヒュッテに進む分岐が出てきますが、今回は通過し中山峠を目指します。
山頂から45分で十字路である中山峠に到着します。直進すればニュウや中山方面、右に下れば稲子方面です。ここを左の「黒百合平」方面へ向かいます。中山峠から10分ほど下れば、人気の山小屋「黒百合ヒュッテ」に到着します。

④黒百合ヒュッテ~すちばち池~唐沢鉱泉(CT:2時間)
黒百合ヒュッテは宿泊はもちろんのこと、ビーフシチューやカレーなどの食事や手ぬぐいなどのお土産も充実しています。(2023年7月現在、軽食は停止しています)ここから唐沢鉱泉までは苔むす樹林帯の道を1時間30分ほど。苔の森の雰囲気を楽しみながら下ります。

今回は、黒百合ヒュッテから往復30分ほどルートから逸れ、「すちばち池」に寄り道しました。ヒュッテからは数10m、かなり急な岩場を登る必要がありますが、「すりばち池」越しに2つの天狗岳が並び立つ姿を眺めることができます。時間がない場合は中山峠を経由せず、東天狗岳から直接天狗の奥庭に下るルートを選択するのもおすすめです。

天狗の奥庭からの眺めを堪能したら、黒百合ヒュッテに戻って唐沢鉱泉目指して下ります。ヒュッテから45分ほどでパノラマコースへの分岐を通過、そこから1時間ほどで唐沢鉱泉に到着します。旅館到着直前、真っ白の底に青い水がきれいな源泉を見ることができます。


【感想】
唐沢鉱泉に車を停め、西天狗岳、東天狗岳、黒百合ヒュッテと、反時計回りに周回した今回のコース。天気にも恵まれ、最高の登山となりました。日帰りでも無理なく楽しめるコースタイムと標高差。その割に苔の森から森林限界を越えた高山の世界、南八ヶ岳の荒々しい山容や南、中央、北アルプスの山々の絶景など、本格的な夏山登山を楽しむことができます。
唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテの間はずっと苔の森の中や沢沿いの、やや単調な暗い道が続きます。唐沢鉱泉から第一展望台を目指す方が、登山道の変化も楽しめますし、比較的空気の澄んだ時刻に展望スポットを通過できるのでお勧めです。
東天狗岳から黒百合ヒュッテの間は「中山峠経由」か「天狗の奥庭経由」の2ルートが選択できます。中山峠経由のルートも時々展望が開ける楽しいルートですが、時間に余裕がない場合は天狗の奥庭を経由して下り、すりばち池と天狗岳の景色を眺めてから黒百合ヒュッテに下る方がいいかもしれません。
また、唐沢鉱泉の駐車場付近は、夏は意外と気温が高くアブも多いので、車中泊する場合は対策が必要です。


【BGM】
Song1 : from hotaru sounds(http://www.hotarusounds.com)
Song2,3,5,6,8 : from MATSU(   / matsu_ma2sound  )
Song4 : Green Forest - Riot(YouTube Audio Library)
Song10 : Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music)


【YAMAP活動記録】
https://yamap.com/activities/25522836


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