木村拓哉さん「ぎふ信長まつり」の経済効果は39億円　ホテル予約や飲食店も売り上げ増【イマネタ】2022年11月8日放送

11月6日に岐阜市で行われた、俳優の木村拓哉さんが織田信長役を務める
「ぎふ信長まつり」の騎馬武者行列。6日の人出は、3年前の25万人を大きく上回り、過去最多の約46万人に上り、会場周辺は大混雑。
来年1月公開の映画「レジェンド ＆ バタフライ」。織田信長役を木村拓哉さんが演じることがきっかけで、今回、騎馬武者行列への参加が実現。
十六総合研究所によると、岐阜県内への経済波及効果は約39億4500万円に上ると予測され、そのうち「飲食業」が 約12億6100万円、「宿泊業」が 約5億6800万円などとなっています。

実際、木村拓哉さんの出演による反響はどのくらいあったのでしょうか？岐阜駅から車で10分ほどの距離にある「都ホテル岐阜長良川」では
「おかげさまでたくさんの予約をいただきました」とのこと。こちらのホテルでは、木村拓哉さんの出演発表直後に宿泊予約が急増しましたが、観覧の当落発表後にキャンセルが数十件発生。再度予約を受け付け、最終的には9割の部屋が埋まったといいます。

「本当に激動の１日でした。どれだけ混雑するかだけが心配だった」そう話すのは、人数限定でお客さんのために見学スペースを設けていた「大熊果実店」の店長です。ぎふ信長まつりのために開発した限定の「信長パフェ」も販売。「パレード終わりに行列ができるくらい」と、売り上げは通常の2倍になったといいます。

ただパレードの会場周辺は、予定にない動きで混乱もあったと大熊店長は話します。行列が始まる少し前、観覧エリアとは反対側の歩道に、みるみる人があふれ始めると…もともとは立ち入り禁止予定の規制エリアでしたが、事故を防ぐため、警察と岐阜市は、急遽 規制エリアを開放し、人を入れることにしました。

観覧エリアは倍率64.4倍のいわゆる「プラチナチケット」だったため、こうした対応に、現場では不満の声が上がりました。大熊果実店の大熊伸哉店長も「情報が全然出て来なくて沿道のものとしては不安になった」そうです。

想定以上の混雑で、困惑もありましたが、久しぶりに賑わう街を見て、大熊店長は改めて、木村拓哉さんの影響力の大きさを感じたといいます。
「信長ゆかりキムタクゆかりということで、遊びに来てくれたら岐阜が盛り上がる」

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