皇后さま 自ら英語でご質問 20年ぶり“公式訪問”で笑顔 両陛下“即位後初”の国際親善

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皇后・雅子さまが、およそ20年ぶりに臨まれた外国での公式訪問。

そこには、ちょっとしたサプライズが待ち受けていた。

天皇皇后両陛下が移動されるゴルフカートを運転する男性は、訪問先であるインドネシアのジョコ大統領。

心のこもったおもてなしに、両陛下も自然な笑顔で交流を深められた。

17日、インドネシアに到着後、18日はジャカルタ市内のホテルで体調を整えられていた皇后さま。

19日午前、ホテルから出発された際は窓を開けて、笑顔で手を振られていた。

そのお姿を間近で見ることができた、現地インドネシアの人は大喜び。

ホテル前にいた人「この目で見ることができて、本当にアメージングでうれしいです」

19日、両陛下が最初に臨まれた行事は歓迎式典。

ジョコ大統領の住まい兼執務場所のボゴール宮殿で行われた。

天皇陛下に続き、淡い水色のスーツに身を包んだ皇后さまもやわらかな笑みとともに、ジョコ大統領とあいさつを交わされていた。

その後、大統領とイリアナ夫人を交え、宮殿内を移動された両陛下。

途中、水槽の魚について説明を受け、皇后さまは、「大統領が餌をおやりになっているのですか? 大統領ご自身が?」と英語で質問された。

インドネシアのジョコ大統領は「そうです」と答えた。

その後、植物園を訪れた両陛下は、大統領の案内で色とりどりのランを鑑賞。

この日程は、ジョコ大統領の計らいで急きょ決まったといい、皇后さまがイリアナ夫人と積極的に会話される様子も見られた。

久しぶりの外国での公式行事。

その1日を終始にこやかな表情で臨まれた皇后さま。

かつて外交官だった皇后さまにとって、外国での国際親善は大切にされていた務めの1つだった。

しかし、長年外国訪問はかなわず、適応障害で療養生活に。

そして、徐々に回復に向かう中、皇后さまはご家族の支えもあり、およそ20年ぶりに公式訪問の日を迎えられた。

陛下「このたび大統領のご招待により、貴国を訪問することができましたこと、私たち大変うれしく思っております」

急きょ決まったという陛下のスピーチも皇后さまは、穏やかな表情で寄り添われていた。

陛下「ご厚意に対して私たち2人、心からお礼を申し上げたいと思います。テリマカシ(ありがとうございます)」

両陛下は、23日までインドネシアに滞在される予定。

FNNプライムオンライン
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