ウラディミール・ホロヴィッツ・リサイタル（1986年6月28日再来日公演）昭和女子大学人見記念講堂でのPCM録音

1983年の初来日に続き、1986年に２回目の来日をした際の東京公演のライヴ録音になります。初来日では体調不良のためか演奏も不調で、吉田秀和さんから「ひびの入った骨董」と評されたことが有名ですが、1986年の再来日での演奏は素晴らしく、ファンの一人としてホロヴィッツさんの復調に心から安堵したことを思い出します。今回改めて聴いてみて、まず音の良さに驚きました。演奏も随所にホロヴィッツさんならではの唯一無二の表現が聴けて幸せでした。（残念ながら途中から原因不明の雑音が断続的に入っているのが悔やまれますが、ご容赦ください）

00:00 番組テーマ～黒田恭一さんの解説
05:50 スカルラッティ：ソナタ ロ短調L33
09:54 同：ソナタ ホ長調L23
13:40 同：ソナタ ホ長調L224
17:25 モーツァルト：ピアノ・ソナタ ハ長調K330
34:46 ラフマニノフ：前奏曲ト長調op32-5
37:22 同：前奏曲嬰ト短調op32-12
40:05 スクリャービン：練習曲嬰ニ短調op8-12
42:42 ホロヴィッツへのインタビューについて
46:30 シューマン：アラベスクop18
53:31 リスト：ウィーンの夜会第６番
1:00:26 同：コンソレーション第３番
1:04:14 同：忘れられたワルツ第１番
1:08:01 ショパン：マズルカ嬰ハ短調op30-4
1:11:25 同：マズルカ嬰ハ短調op63-3
1:13:56 同：スケルツォ第１番ロ短調op20
＜アンコール＞
1:23:11 シューベルト：楽興の時第３番ヘ短調
1:25:08 モシュコフスキー：練習曲へ長調op72-6
1:26:53 演奏会の感想～エンディング・テーマ