日立のふるさと再発見シリーズ12『日立駅前物語』

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21世紀を迎える日立市新都市広場では、新しい世紀へのカウントダウンの声が響きます。
日立駅周辺の再開発と昔の様子を振り返ってみましょう。
明治31年、日本鉄道磐城線(現在のJR東日本常磐線)の開通で、助川駅(現在の日立駅)が置かれ、後に日立鉱山の開発とともに鉱山電車も開通し、日立製作所も創業、鉱工業都市日立市の流通の拠点となりました。
しかし、太平洋戦争での艦砲射撃などで、日立市は大きな打撃を受けました。
戦後復興の象徴として、日立駅から「平和通り」の整備が進むとともに、日立駅も工都の表玄関として新しくなりました。
やがて、日立鉱山が閉山となり、荷扱所跡地の再開発がスタートし、新しい文化と賑わいの街づくりが始まりました。
再開発により伐採されそうになった、クスノキが稲敷市のゴルフ場に移されることになり、大規模な引っ越し作業も行われました。
一方、駅前に残った大イチョウの下では、日々移り変わる街の様子を見続けた靴磨きのおじさんもいます。
平成15年、日立駅前広場の整備が始まりました。
これらの新しい施設の元には、日立の街の歴史が埋もれていることを私たちは忘れないでいたいものです。

※ケーブルテレビJWAY「映像ライブラリー」平成27年9月放送分

制作年:平成14年(2002年)
制作/著作:日立市視聴覚センター/日立市視聴覚教育推進委員会

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