避暑地勝浦ドローン空撮・勝浦が涼しい理由とは

夏でも涼しい勝浦。実際私が行った日は、東京は36.2℃の猛暑日でも、勝浦はなんと27.7℃と8.5℃も涼しかったのです。
そんな夏でも涼しい勝浦。涼しい理由とは？

勝浦が夏に涼しい理由、その１
「独特の海底地形」
勝浦市の沿岸から約10km沖合で水深が200mに達する急深な海底地形があります。
この急な水深変化により、冷たい深層水が存在しやすくなっています。

勝浦が夏に涼しい理由、その２
「海流と風の相互作用」
夏季に南風が吹くと、表面の暖かい海水が押し流され、深層の冷たい海水が上昇。この冷たい海水が風を冷やし、陸地に涼しい風をもたらします。

勝浦が夏に涼しい理由、その３
「リアス式海岸と南風の影響を受けやすい位置」
勝浦市の海岸線はリアス式海岸となっており、複雑な地形が海風の影響を受けやすいです。
また、勝浦市は南南西の風が卓越しており、南に開けた湾に面しているため、涼しい海風が入りやすい位置となっています。

勝浦が夏に涼しい理由、その４
「ヒートアイランド現象の抑制」
勝浦市は平地が少なく、緑が多い地形。コンクリートやアスファルトからの照り返しが少なく、気温上昇が抑えられます。

勝浦が夏に涼しい理由、その５
「海霧の発生」
勝浦は、夏になると太平洋からの冷たい海流と陸地の暖かい空気が接触することで、海霧が発生することがあります。この海霧は、単に幻想的な風景を生み出すだけでなく、夏の気温を和らげる自然の冷房としての役割も果たしています。

これらの要因が複合的に作用し、勝浦市の夏の気温を低く保っています。その結果1906年の観測開始以来、一度も35℃以上の猛暑日を記録していません。
そんな勝浦のいくつかのスポットをドローン撮影でご紹介