【実銃解説】 誰でもわかる! ルガーP08のメカニズム!! World of Guns: Gun Disassembly

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1908年にドイツ陸軍が制式ピストルとして採用した、DWM(ドイツ兵器&弾薬製造会社)製の自動拳銃。
当時DWMが生産していたボーチャードピストルをベースとしており、同社の技術者ゲオルグ・ルガーが改良を行って、原型が1898年に完成した。
 ご当地ドイツでは一般に「パラベラム拳銃(Parabellum Pistole/パラベラム・ピストーレ)」と呼ばれている。
「ルガー」の呼び名は、当時アメリカで本銃の輸入販売を行っていたストーガー社がゲオルグ・ルガーから採って名付けたもので、そのままアメリカで定着したものらしい。
P08(ピストーレ ヌル アハト/Pistole 08)は採用年に由来したドイツ陸軍の制式名である。
 ただし初めて制式兵器としたのは、実はドイツではなくスイスで、1900年に採用している。
当初は専用の7.62mmパラベラム弾を使用していたが、アメリカ軍でテストされた際に、その非力さが指摘されたことから、1902年に新たに9mmパラベラム弾と、これを使用するM1902が作られた。
9mmモデルは、さらに米軍でテストされて改良が加えられ、少数が採用されたのち、1904年にはドイツ海軍、続いて1908年に同陸軍に採用された。
このころには市販モデルも製造され、グリップ後部にショルダーストックを着脱可能な設計が追加された「パラベラム・カービン」も販売された。
また、M1902とはべつに、P08開発直前の1906年には、米軍の制式拳銃トライアルのために.45ACP弾モデルも試作されている。
 ドイツ海軍仕様の「P04」は、6インチのロングバレルを備え、100mと200mの二段階に調節が可能なリアサイトが追加された。
陸軍に採用された「P08」は従来の固定サイトで、銃身長を4インチに改めているが、陸軍モデルには、砲兵用護身装備である8インチ銃身モデルの「アーティラリー」が存在する。
「ランゲ・ラウフ(Lange-Lauf;長銃身)」または「ランゲ・ピストーレ08(ロングピストル08)」とも呼ばれたアーティラリーは、銃身部にタンジェントサイトを備え、専用のストックと32連発のスネイルマガジンがセットで支給された。
ちなみに、初期のM1900から海軍のP04までのモデルには、グリップ後部にグリップセイフティがあり、サムセイフティの作用も異なっていた。

 第一次大戦の塹壕戦で、ドイツ兵が使うP08は至近距離で威力を発揮し、連合軍兵士達を恐れさせた。
気品のあるP08の外観とドイツ軍の神秘的な戦闘能力の相乗効果で『ルガー伝説』と呼ばれる伝説を作りだした。
戦場ではP08を求めて連合軍兵士がドイツ兵から巻き上げる姿がよく見られ、今現在もコレクターの間ではかなりの高値で取り引きされているようだ。
またその人気を当て込んで、戦後もドイツやアメリカなどの数社でレプリカ、リバイバル製品が生産されており、銃というよりは一種の工芸品的な扱いとなっている。
1906年に作られた.45口径モデルなどは、テストのために二挺のみが用意された非常に貴重な銃で、現存する一挺は「100万ドルのルガー」として知られる。
後年、この.45口径モデルの精巧なレプリカが、コレクター向けに生産された。

 さてそんなP08だが、実際はトグルアクションの自動装填・排莢システムの複雑さ故に稼働率に問題があった。
ただ、そのあまりにも特徴的な機構を別にすれば、いかにもドイツ製品らしく、命中精度が高く、携帯用火器としては非常に優れた拳銃であった。ちなみにエキストラクターがボルト上端に位置しているため、空薬莢は上方へと飛ぶ。
 第一次大戦後になると敗戦国であるドイツは武器製造制限を受け、P08も製造が一時中止される。
しかし、1930年代になってアドルフ・ヒトラーの政権獲得と、それに伴う再軍備に伴い、P08も生産を再開。
それまでにDWMは約130万挺のルガーを製造していたが、1930年に製造に関する一切がマウザー社に吸収され、以降は終戦の1945年まで同社で製造された。
大量生産の必要性から制式銃の座こそワルサー P38に譲るが生産は継続され、また空軍では最後まで制式拳銃だったこともあり、1945年の終戦までにマウザー社は約100万挺のルガーを製造している。
 またスイス、ドイツ以外にも多くの軍で採用、オランダの植民地軍が使用していたものは日本軍に捕獲され、菊の紋章が彫り込まれて使用された。
中には1950年代まで使用された例もあったという。

 なおP08自体は既に歴史的存在だが、本銃の為に開発された9mmパラベラム弾は、その後ヨーロッパを中心に軍用拳銃弾として広く普及。現在でも拳銃弾、特に自動拳銃用として中心的な存在であるのは周知の通りである。

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