老舗かまぼこ店“新社長の挑戦”~休業続くも今年6月に再開 福岡

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福岡県みやま市に4年前から休業している老舗かまぼこ店があります。
店主の高齢化に加え、後継者も見つからないことから存続が危ぶまれていましたが、今年6月からかまぼこの製造・販売を再開することが決まりました。
4代目となったのはおととし大学を卒業した24歳の女性です。


福岡県みやま市にある「吉開のかまぼこ」です。
高級魚エソをすり身の原料にして、昔ながらの製法で、食品添加物などを一切使わないかまぼこを作り続けていましたが、4年前から休業しています。

商品の製造がストップした工場で、かまぼこ作りを一から学んでいるのは24歳の林田茉優さん。
おととし福岡大学を卒業し、去年12月に4代目の社長に就任しました。

●林田茉優社長「周りの人たちもびっくりしているんですけど、私が一番びっくりしています。自分へのプレッシャーでもありつつ、わくわくしながら取り組んでいます」

4代目となった林田さんに、かまぼこ作りを教えているのは3代目の吉開喜代次さん77歳です。
体力の衰えと後継者の不在で休業を決めた4年前を、こう振り返ります。

●吉開喜代次さん「やっぱり寂しい思いはありましたね。死ぬまでやりたかったんですけどね」

「吉開のかまぼこ」の創業は、明治時代の1890年。
もともとは鮮魚店でしたが、余った魚でちくわなどを作り、ほどなくしてかまぼこ店になりました。
魚のうま味を存分に生かした「吉開のかまぼこ」は、皇室に献上されるほどの品質を誇り、最盛期は年商1億円を超えていました。

休業していた老舗かまぼこ店が再開するきっかけとなったのは、吉開さんと林田さんの出会いでした。

●林田茉優社長「大学4年生の時に、日本の後継者問題にすごく興味を持って、そういう企業さんがいないか探していたところ、紹介していただいたのがここの吉開のかまぼこだったんですね」

大学の在学中だけにとどまらず、卒業後も「吉開のかまぼこ」の事業継承に取り組んでいた林田さんは、福岡市のIT企業からある提案を受けることになります。
「吉開のかまぼこ」の買収と林田さん本人の社長就任です。

4代目となった林田さん。若い感性を生かして、商品のパッケージなどのリニューアルだけでなく、クラウドファンディングを活用した事業も始めました。

また、かまぼこ作りに必要な温度や調味料の配分、すり身の練り方をデータ化して管理するなどして、品質と技術の継承にも力を入れています。

料亭だった時代から「吉開のかまぼこ」を使った料理を提供してきた、地元のそば店も再開を心待ちにしています。

●桃乃香 今村誠店主「林田さんは、ものすごくアグレッシブで、100年以上続いたかまぼこ屋を復活しようと頑張っている姿に感心した。楽しみにしています」

77歳から24歳に受け継がれる伝統のかまぼこは、今年6月からオンラインで販売が始まる予定です。
老舗かまぼこ店の復活を目指す林田さんの挑戦。これからが本番です。

●林田茉優社長「取引先に関しても、ゼロから信頼を構築していくところ。吉開さんのように感謝の気持ちを大事にしながら、信頼関係を深く築いていくかは、これからひとつ私の頑張っていかなくちゃいけない。頑張ることで、いろんな人のお力添えをいただける環境が作れて、吉開のかまぼこの発展に繋がっていくのかなと思っています」

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