埼玉県小川町大塚地区には、曹洞宗大梅寺・大塚八幡神社に庚申塔等の石碑が祀られている。庚申信仰は民間信仰であり、仏教や神道との関係が大変良好であるとされている。大塚地区のこの状況はその証であろう。

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二連板石塔婆の補足説明

曹洞宗大梅寺（たいばいじ）の「二連板石塔婆」は「阿弥陀種子」、「光明真言」
の組み合わせが彫られている。
慶応４年（1341年）の紀年銘がある。
小川町有形文化財に指定されている。


＜仏教における種子（しゅじ）・三尊種子＞
板碑正面に刻まれた梵字を意味する。
仏・菩薩・明王　などをそれぞれ１音節の梵字で象徴的に表したものである。
板碑の一番上の大きい梵字が「阿弥陀」を意味している。

＜光明真言＞
大日如来の真言であり、全ての仏さまの真言でもある。
この真言を唱えることにより、仏さまの智慧の光明により、全ての罪障が清められ
迷いの世界から抜け出す事ができる功徳がある。

＜真言＞
真言密教に由来する真言とは、仏の真実の「言葉」を意味する。
「真言・言葉」は、人間の言語活動では表現できない、この世界の様々な事象の意味
を明らかにします。
真言は、唱える事で意味は分からなくても、健康・安産・出世　等の神秘的なご利益が
得られるとされ、古くから民間に浸透してきた。

＜以上＞

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