品川音頭リニューアル!

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ナレ「2017年7月12日、品川区役所である記者発表が行われました」

濱野健区長「品川には、区民の皆さんが踊りを踊れるような音頭がございまして、品川音頭というものがございます。歌詞で品川の地名を紹介しているんですが、作った当時にはなかった地名が途中から出ました。それは八潮という地域の地名なんですが、ずっと品川音頭の歌詞に含まれておりませんでした。しかし、八潮の皆さまから、せっかくの品川音頭にわたしたちの地名も入れてくださいというような請願が区議会に出まして、われわれのところにもお声をいただきました。そこで今回、品川音頭に八潮を書き加えてリニューアルをしたということでございます」

ナレ「品川音頭、およそ40年間に渡り区民に親しまれてきた歌と踊り。今年その伝統に新たな1ページが刻まれました」

ナレ「時は今から39年前、1978年9月に品川音頭は生まれました。歌詞は区民の皆さんから124点の応募をいただき、小磯さんの作品が選ばれました。当時、区内に住んでいた作曲家である服部良一さんによる作曲、歌は都はるみさん、振り付けは品川区民謡連盟です。それ以来、品川区立小学校の卒業生は誰もが品川音頭を踊れるといわれるほど区民に親しまれてきました」

ナレ「発展を続ける品川区の湾岸地区は、埋め立てにより続々と街が作られていきました。その代表となるのが1980年に誕生した八潮地区です。総戸数5000戸を超える八潮はインフラや商業施設が整備され、人々は新たなコミュニティを作り上げていきました。そんな八潮地区の住民にはある願いが…」

ナレ「すべては、この熱い思いから始まったのです。記者発表からさかのぼることおよそ一か月半前、都内のスタジオで品川音頭2017のレコーディングがおこなわれました。総合プロデューサーを務めるのは海沼実さん、音楽を通して様々な講演や教育活動もおこなっている音楽家です。楽曲に魂を吹き込むのは岩本公水さん、デビュー以来20年以上に渡り活躍するベテラン演歌歌手です。力強く伸びやかな歌声がスタジオ中に響き渡ります。出来上がった楽曲の高い完成度に全員が納得しました」

ナレ「品川音頭2017には、オーソドックスな正調バージョンの他にダンスアレンジ、吹奏楽アレンジ、金管楽アレンジ、カラオケも作成されました。今回の斬新な試みにはどういった狙いがあるのでしょうか」

ナレ「レコーディングから数日後、品川区の職員が向かったのは八潮地区です。7月15日に品川音頭2017のお披露目会を開催することが決定し、その場で踊ってもらう方々との最初の交渉です。品川音頭2017がいよいよ具体的に動き出しました。最初が肝心です。初めに姿を見せたのは八潮やよい会の鈴木さんと古川さんです。八潮やよい会はボランティア活動をはじめ、健康づくりや生きがい活動を行っている高齢者クラブで1984年から八潮で活動しています。今回のお披露目会では正調バージョンの踊りを担当するいわばメインの役どこ
ろです。和やかながらも真剣な打ち合わせが続きました」

ナレ「次に姿を見せたのは、DANCE☆aのaiさんです。DANCE☆aでは幼児から大人までを対象にダンスレッスンを通して楽しみながら集中力、団結力、好奇心などを養う指導を行っています。お披露目会ではもちろんダンスアレンジバージョンの担当です。メンバーの中には小さな子供も多いため、全員が同じレベルで踊れるように仕上げなければなりません。そこが難しく一番大切なポイントです」

ナレ「この日初めて音源を聞いたaiさん、今までの品川音頭とは全く違うテイストのダンスアレンジバージョン、aiさんの中にはどんな世界が広がっているのか。楽曲を聞きながら早くもダンスの構成を思い描きます。初打ち合わせを終えた品川区職員の感触は上々のようです」

ナレ「6月末、先日レコーディングを終えた品川音頭2017のCDが完成し、海沼さんが納品のために区役所を訪問しました。実際に形になったものを見ると感慨もひとしおです。記者発表当日の進行役も務める海沼さん、打ち合わせに熱が入ります」

ナレ「動き出した品川音頭2017プロジェクト、DANCE☆aの練習ではaiさんの声が響いていました。和気あいあいとした中にも真剣な雰囲気が漂う練習、本番では多くの人に見られるためひとりでも踊れない子を出すわけにはいきません。小さな子供でも同じように踊れるようにしなければ、その子が傷ついてしまいかねません。aiさんの指導に耳を傾け、子供同士で教えあいながら力を合わせて完成を目指します。みんな、本番まで頑張ってね!」

ナレ「一方、こちらは八潮やよい会の皆さん、さすがに長年踊ってきた方々、練習は終始和やかな雰囲気です。八潮に根付き、八潮とともに歩んできた八潮やよい会。やはり今回のリニューアルは感慨深いようです。八潮の地名が入った品川音頭2017、踊りなれているからこそ今回の八潮で行われるお披露目会では失敗できません。そんな思いとともに練習は進んでいきました」

ナレ「7月12日、品川区役所は慌ただしさに包まれていました。品川音頭2017の記者発表日です。海沼さんをはじめ岩本公水さん、濱野区長もそろい入念な打ち合わせが行われました。記者発表では岩本さんの歌に合わせて品川区民謡連盟の方々が踊る演出、伸びやかな声と息の合った踊りが披露されました」

ナレ「大詰めを迎えた出演者の練習、とりわけDANCE☆aの練習は熱気に満ちていました。aiさんの指導にも一段と力が入ります。必死についていく子供たち、吸収の早い子供たち、練習を重ねるたびに完成へと近づいていきます。いよいよ明日は本番」

ナレ「7月15日、晴天に恵まれたこの日、品川音頭2017八潮お披露目会本番。朝から準備に追われる職員。DANCE☆aの子供たちは前日の練習の疲れも見せず元気いっぱいです。八潮やよい会の方々も会場入りです。こちらはさすがの落ち着きと余裕です。別室では海沼さん、岩本公水さん、濱野区長もそろい最終確認です。八潮の皆さんも続々と駆け付けました。会場にあふれる期待感。いよいよ始まります。子供たちの可愛らしく堂々としたパフォーマンスは、見る人の心をしっかり掴みました」

濱野健区長「ただいまは、素晴らしいダンスとグループで品川音頭を踊っていただきました。見てて涙が出てきたんです。こうした形で八潮という地名が入って、これで全区民がみんなで歌えるという歌になったわけでございます。皆さんで歌って、そして皆さんで踊っていただければ大変に幸いでございます」

ナレ「次はいよいよ岩本公水さんの登場です。スペシャルゲストとして音羽ゆりかご会の子供たちがコーラスで参加です。一緒に踊る八潮やよい会にとっても晴れ舞台」

ナレ「こうして品川音頭2017お披露目会は大盛況のうちに幕を閉じました。八潮地区の人々の長年の想いから始まった今回のプロジェクトは、様々な人の心を動かし、ついに大きな花を咲かせるに至りました」

ナレ「およそ40年に渡り区民に親しまれ、そして未来に向けて区民の心をつなぐ品川音頭。新しい品川音頭2017は早くも区内全域に広がっています。脈々と受け継がれてきた伝統と人々の想いを、その音と踊りに乗せていつまでもどこまでも…」

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