山県有朋　孤独な革命軍人

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山県有朋　1961年
藤村道生著
発行所　吉川弘文館

＊内容＊

山縣有朋は革命家でありながら京の路地裏で死なず長生きして権力と名誉を手にした。東京の椿山荘の広大な名庭をみると、なるほど山県の不人気も頷ける。西南戦争後に彼が購入して造園したものだ。一方、故郷の鹿児島の城山で散った西郷隆盛は生涯、質素な暮らしであった。しかし山縣は山縣なりに、国防家でもあった吉田松陰先生の危機感を忠実に継承し、農民兵からなる奇兵隊を政府軍までに仕立て上げ、西郷軍に勝ち武士の世を終わらせると、猛獣と化していた西洋列強から我が国を守り抜いた＜攘夷の志士＞でもあった。

P265～275を抜粋。

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