都営交通が上野に初の授乳室を開設 設置場所は“観光案内所の中”…狙いは?

Описание к видео 都営交通が上野に初の授乳室を開設 設置場所は“観光案内所の中”…狙いは?

 東京都が大江戸線・上野御徒町駅に都営地下鉄で初めてとなる授乳室を設けました。設置場所は観光案内などを行う施設の中だということです。設置場所をここに決めた狙いを含め、取材しました。

 観光客への案内や定期券の購入ができるツーリストセンターの受付の横に授乳室は設置されました。改札の外にあるため、都営地下鉄の乗客だけでなく、希望する人は誰でも使用することができます。駅を利用する子連れの女性からは新設の授乳室について「授乳はどこでもできるわけではないので、とてもありがたい」「駅にあるのは便利。今までは、駅を出たらスーパーなどで授乳室を探していた」など、歓迎する声も聞かれました。

 都の担当者は今回の場所選びについて、狙いがあったと話します。東京都交通局・電車部の小林靖茂・鉄軌道事業企画専門課長は「ツーリストインフォメーションセンターはお客さまを案内する場所。係員が常駐しているので、必ず目の届くところにある。また、内側から鍵が2カ所掛けられるようになっていて、セキュリティーの確保にも配慮している」と話します。また「改札の外にあるので、駅周辺に出かける人にも使ってほしい」としています。

<ぎょっとする体験も… 授乳室の“安全性の確保”は最重要>

 今回、設置された都営交通初の授乳室はツーリストインフォメーションセンターの中にあり、係員が常駐していて、さらに内側には鍵が2カ所設置されています。実は、授乳室の“安全性の確保”は重要、かつ深刻な問題です。SNS上には「おむつ台のある授乳室に入ったらおじさんが身なりを整えていて、恐怖を感じた」「百貨店の授乳室におじさんが単独で入ってきてソファに座り、電子たばこを吸い出した」「授乳室に来る変質者、怖い。この前、無人の授乳室をのぞき込んでいるおじさんを見かけた」など、利用者にとっては大変怖い、驚きの投稿があふれているのです。実際に今回、鉄道利用者など街の声にも「知らない男性が間違えて入ってきた」といった声が幾つも聞かれ、取材した記者は大変驚いたといいます。授乳室という特性上、防犯カメラの設置は難しく、一部には防犯ブザーを設置するなどの対応はしているものの、授乳室の安全性の確保には悩みが尽きず、授乳中という無防備な状態の母子を卑劣な行動から守る防犯の強化が課題です。

 他にも、利用者からは「離乳食が始まった時に、授乳室内に電子レンジがあると温められて便利」といったさらなる利便性を求める声もありました。その一方で、現実的な案を試行錯誤している東京都交通局の担当者は「より快適な授乳室のために、今回も水道設備の設置も検討したが、作るには時間も費用もかかる」と話し、今回はスピード感をより重視した結果だとして理解を求めています。寄せられる希望はさまざまですが、まずは何よりも安全性が確保された授乳室であるべきです。

Комментарии

Информация по комментариям в разработке