2022賀来の市奉納神楽 国分神楽社『大蛇退治』

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2022年9月4日に、大分市賀来の賀来神社で、三年ぶりに開催された賀来の市で奉納された国分神楽社の神楽『大蛇退治』です。
国分神楽社は、庄内神楽から伝授された神楽社で、近年は島根県浜田市の石見神楽から、提灯胴の取り扱いの教示を受け四頭立ての大蛇を扱う神楽社です。 
庄内系神楽の最も得意とする勇壮な舞で、大蛇退治(八雲払・やぐもばらい)は、綱伐(つなきり)・蛇斬(じゃきり)を変曲・変舞(へんぶ)したものと言われています。
物語は、高天原(たかまがはら)を神逐(かみやらい・追放)された素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、出雲の国の簸(ひ)の川の上流で、八岐(やまた)の大蛇(おろち)を退治して、櫛稲田姫(くしいなだひめ)を助け八重雲(やえぐも)を切り払い新居の宮居(みやい)に、八重垣(やえがき)を作るというものです。 また、櫛稲田姫に付き添っている足摩乳(あしなづち・足名椎)・手摩乳(てなづち・手名椎)は、足や手となっての働きを意味し、櫛稲田姫の櫛は神秘力、すなわち魔除けの霊義、稲田姫は水田を生み出すの義といわれます。

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