”漬け物”クライシス 食品衛生法改正で「許可」ないと製造・販売できなくなる! 地域の特産がピンチ

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古くからその土地、家ごとの味が受け継がれてきた漬け物。
道の駅では人気の商品の一つです。

しかし、食品衛生法の改正により今年6月以降は「許可」を得ないと製造・販売できなくなることから今、生産者減少が心配されています。

【鈴木記者】
「庄原市にある“道の駅たかの”です。野菜売り場は厳しい冬の真っ只中でなかなか収穫ができない状況だということだが、そうした中で漬物コーナーはびっしりと並んでいます」

“漬物名人”が多く、特産のリンゴと同じぐらい地域の特産として守り続けられてきた高野町の漬物…。

【生産者】
Q:自慢の味ですか
「自慢というか家内がね…。家内から私は習ってやっている」
Q:亀ばあちゃんのお漬物、亀ばあちゃんが長くつないできた味
「そうですね」

特に冬の時期は秋に採れた様々な野菜で手作りされた漬物が多く並びます。
しかし…。

【道の駅たかの・宮口 佳祐さん】
「いま現在『許可』を取得した方が10名くらいいるが、あとの10名くらいは“もうやめようかな”とおっしゃる方もいればまだ迷っている方もいる」

県外で起きた浅漬けによる食中毒事件をキッカケに2021年6月に食品衛生法が改正されこれまで必要なかった「営業許可」が漬物製造業でも必須に…。

施行後3年となる今年5月末までが営業許可を取得するための猶予期間で、それまでに許可を得なければ漬物を作って販売することはできなくなります。

そのため、このタイミングで高齢や改装費用の負担などを理由に“終止符”を打とうと考える人が少なくないといいます。

高野町内にある自宅の敷地内で代々漬け物を製造してきた井上さん…。

【井上 智加子さん】
Q:営業許可がいるとなった時は悩んだ
「最初は全然(許可を取得)する気がなかった。でも秋にお客さんが多くてたくさん買っていただくと嬉しいなと思ってそれで決めた」

営業許可をとるためには厳しい衛生管理環境が必要で野菜を洗うシンクと手洗い場を別々に設けたり保管庫の購入、天井や壁の改装などに300万円ほどかかったといいます。

【井上 智加子さん】
「少しでもおいしいと言ってもらえるように自分も研修しながら、お客様に満足してもらえるように頑張ってやっていきたい」

「道の駅たかの」も早い段階から危機感を持ち営業許可取得を悩んでいる出荷者と保健所、大工などの間に立ち橋渡し役を担ってサポートしてきました。

【道の駅たかの・宮口 佳祐さん】
「地域の食文化を守ることは非常に大事なのと、道の駅の品ぞろえがどうしても悪くなってしまう。いま出荷していただいている方には、できるだけ元気に長く出荷していただくことが大事だと思っているので、そのお手伝いができればなと思っている」

また神石高原町では今年度から“独自”に施設の改修や必要機器の購入などに対して100万円を上限に補助する制度をつくり地域の文化や味を守ろうという動きも出ています。

<スタジオ>
漬物というと本当にその土地にずっと受け継がれていく食文化だと思うので、道の駅から漬物が少なくなる。消えてしまうというのは少し寂しい気持ちもありますね。

【TSS野球解説者・山内泰幸さん】
「商品を楽しみにしている方も多いでしょうし、作る方も生きがいとされてると思うんです。その中で補助だったり、配送業者の斡旋だったり、やってるんですけど、もう一つ、道の駅の中に調理場を作ったらどうかなと思うんです。そこで集まったものを調理し、道の駅で出すと、そういうことで何とか続けてもらってはどうでしょうか」

そうやってアイデアを出し合うというのも一つの手かもしれないですね。

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