ライオンバス5年ぶりに復活 多摩動物公園の名物

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 百獣の王の生態をバスで観察することができる、多摩動物公園の名物「ライオンバス」が、発着場の改築などを経て3日から5年ぶりの運行再開です。

 ライオンバスは、東京オリンピックが開かれた1964年の春に世界で初めて導入され、「サファリ」形式の展示として、多摩動物公園の名物でした。

 老朽化などに伴い、バリアフリー化と耐震化を進め、およそ15億円をかけて整備した建物には、券売所やベビーカー置き場のほか、ライオンのたてがみなどさまざまな展示が並びます。

 バスも25人の定員を7割に抑え、車内の空調設備やアルコール消毒など感染症対策に努めています。また、放し飼いスペースなども3億円ほどで改修され、展示頭数を10数頭におさえライオンにかかるストレスを減らす工夫がされました。ライオンバスは繁忙期には3台体制で一日最大60回運行する予定です。

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