【文化祭ヲタ芸】高校最後の文化祭を残響散歌で沸かせてみた!!(後編)

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#ヲタ芸 #文化祭 #残響散歌 #Aimer


素敵な本家様    • Aimer「残響散歌」MUSIC VIDEO(テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭...  


前編    • 【文化祭ヲタ芸】高校最後の文化祭をマーシャル・マキシマイザーで沸かせてみた...  


技構成 1番 イントロ DeG
       Aメロ  OAD、ニーハイオーハイ、4突き 
       Bメロ  ロザリオ、ロサンゼルス  
       サビ   金剛 (アレンジ)、アマテラス
    
    2番 Aメロ  ミセスナルシッサ      
      Bメロ   大轟桜、サムライ
      Cメロ   紐トーチ
      サビ    F.G.D、仙遁狐牙 極
      アウトロ  カゲミツF7






夏の蛍
著 小田圭

ある夏の日に僕は蛍に出会った。眩いくらいに輝いて、宝石のように綺麗で……でも、その輝きのあまりその蛍は、すぐに消えてしまった───



彼女に出会ったのは、7月の終わりごろ、夏休みに入った位だったと思う。家族で墓参りに行くと、墓の前で佇む一人の少女がいた。初めは幽霊かと小さく飛び上がって驚いたものだが、彼女は気づかなかったようだった。横を通り過ぎる時、チラッと彼女を見ると、大変美人であるように思われた。
再び彼女を見かけたのは、塾からの帰り道だった。10時ほどに塾を出て、自転車を漕いでいる途中、田んぼ道にしゃがみこんでいる少女がいた。暗くてよく分からなかったが、僕はどうしてか"あの時の女の子だ"と思った。
実際、僕に気がついた彼女の顔は、墓の前で佇むんでいた少女のものと同じだった。
普段なら何も言わず、通り過ぎただろう。でも、彼女の目に惹き付けられた僕は彼女に話しかけてしまった。そう、話しかけて"しまった"んだ。
「君、何してるの?」
いきなり話しかけて来た僕に彼女は少し驚いた様子だった。その様子を見た僕は、すぐにしまったと思った。
「ご、ごめん。なんでもな───」
「君こそ、夜中にいきなり女の子に話しかけて何してるの?」
僕の言葉を遮るように、彼女の質問がとんできた。確かにそうだ。僕は何をしているんだ。帰ろう。今の僕はなにかおかしい。
「そ、それじゃあ……」
「質問に答えてよ。もしかして、君の質問に答えてからってこと?」
彼女は、そこで息を吸うと、スっと言った。
「私は、落ち込んでたの。嫌なことが、受け入れられないことがあってね」
僕の言葉をほぼ無視したように彼女が語り出す。その勢いに驚きつつも、彼女の言葉に引っかかるものがあった。
「それは、誰かが亡くなったとか?」
彼女は再び驚いたようで、目開いた。
「君って、変わってるね。普通、初対面の人にそういうこと言う?まあ、当たってるけどね」
そう言うと、彼女は膝に顔を埋める。
「ご、ごめん!自分でもデリカシーがなかったと思う……」
「反省してるならいいけど」
続けて、
「君、小心者かと思ったら、あんな質問してきたり、かと思えば、すぐに謝ったりホントよくわかんないね」
そう言って彼女は笑った。
ひとしきり彼女は笑うと、彼女が聞いてくる。
「君、名前は?」
「さっきあんなことを言っていた僕が言うのもなんだけど、初対面の人に名前を聞く?」
「本当になんだね?」
また、彼女は笑う。コロコロ笑う人だなんて、呑気に思った。
「じゃあ、私が先に言うね。私は、織田景」
僕は名前にすこしおどろきつつも、仕方なく言った。
「僕は、小田圭。見ての通りしがない高校生さ」
「え!?名前一緒じゃん!?」
「多分字は違うと思うけどね……」

そこから、心配した母さんから電話がかかってくるまで、会話は続いた。
別れる前、彼女が言う。
「あのさ!連絡先、交換しない?」
「え、えーと……」
「何?嫌?」
「そうじゃなくて、逆にいいのって言うか」
こちとら非モテの陰キャだぞ。
「いいっていいって。圭くんだから交換したいの。これからも会いたいしさ」
そんな小っ恥ずかしいことを真顔で言われると、断ろうにも断れない。
「じゃあ、これをこうして……」
「え?えーと?」
「だから、これをこうだよ」
連絡先を交換したことなんてスマホを買った時に家族としたことがあるくらいの僕は、連絡先を交換する方法なんて知らなかったので、景に教えてもらいつつ連絡先の交換をした。
「じゃあ、そろそろ……」
「うん。そうだね。圭くんのお母さんをこれ以上怒らせたくないしね」
「うわ、そうだった。帰ったら、母さんにこっぴどく叱られるよ……」
「まあまあ、それも愛情でしょ?」
「そうかもだけどさぁ」
「そうそう。じゃ、バイバイ」
「うん。バイバイ」
僕は、自転車に乗りペダル漕ぎ出す。チラッと振り返った彼女は、この真っ暗な夜がそう思わせるのか酷く寂しそうだった。



それが、僕、小田圭と彼女、織田景の出会いだった─────

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