Cuba v Brazil 23/11/2001 World Grand Champions Cup

ＦＩＶＢ バレーボール世界選手権　隔年開催
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バレーボール世界選手権の「４年に一度」開催の周期が、別の大会を設けることにより（※1）保たれてきましたが、遂に、変革に踏み切りました。

バレーボール競技並びに各ナショナルチームの認知度向上、競技人口の増加、そして今後より多くの都市で世界選手権大会を開催することなどの狙いがある、
またFIVB世界選手権と同様に五輪・バレーボールも予選会を廃止、かつ両本戦の試合数も削減し選手の負担を軽減させて隔年開催を実現する、としています。



※1 東京五輪で初めて「バレーボール」が正式種目として実施されたその翌年の１９６５年、国際バレーボール連盟の世界選手権、当時世界選手権と2年の間隔を置いていた欧州選手権が共に開催のない年にあたるため、'59年の"世界選手権上位選抜"に続き、選手権大会とは別の競技会が開かれることになっていた。この年は「ワールドカップ」の名称で大陸連盟大会として設けられ（'63年に「欧州連盟」創設される）三大陸地区から12チームを招待、11チームが参加し世界選手権と同じ大会方式で行われ、盛況ぶりも世界選手権と何ら変わらなかった。南米、アフリカも加え同様に'69年にも開かれた。'７７年から欧州選手権が隔年開催へと変更、これにより以後は世界、欧州両選手権と夏季五輪の3タイトルにおけるブランクイヤーは解消し、さらに'80年代には五大陸の全選手権大会が隔年開催となる。'77年からの4年間隔日本開催で存続した(※2）大陸連盟杯~ワールドカップバレー~は、'79年に五輪の出場資格取得プロセスに組み込まれ、参加を8チーム、各連盟枠１と改めた。五輪各大陸代表国決定の前に予め（当初1チームのみ）五輪出場国を追加選出、これを'84年ロサンゼルス五輪から適用した。（また'83年のアジア選手権を契機に毎年11月に開かれていた「バレーボールの日本戦中継」を主目的とする日本の民放テレビ局共催大会の一つとして、国際バレーボール連盟の利益収入源の役割を担うかたちに存在意義を変えた。大会期間中、全ての試合開催日に日本戦が確実に行われる必要があるため、最終日まで全チームが出場する形式。'93年、民放局大会に各連盟代表招待の四大陸杯、日本テレビ放送網(NTV)共催「ワールドグランドチャンピオンズカップ」加わる。すでに廃止）'92年五輪（以後ワールドカップ枠複数に）予選時は、五輪前年開催移行により例外的に五輪大陸代表決定後にも行われ、それに伴い３ヵ国開催のバルセロナ五輪世界最終予選のうちの１組となった。五輪切符争いの兼ね合いで参加チームは再び12に戻る。そして2000年のシドニー五輪以降の予選で"五輪本大会出場権を持つチームは予選会に参加しない" 基本原則をこの大陸連盟杯にて遵守、五大陸連盟王者招待 " 兼 "五輪予選から、事実上 "完全なる五輪予選" に。大会参加意義は格段に重要度を上げ、各大陸ごとの獲得枠数が最大の焦点となる"五輪の最初の予選"を「ワールドカップバレー」の大会名で実施する資格プロセスが確立した（"最初の予選"自体は、'20年東京大会から複数開催国会場で6枠決定に変更。世界最終予選が廃止されたことにより、焦点は"大陸別の獲得枠数"から一層"獲得チーム"に移る。'28年大会からは全ての五輪予選会が行われない）。世界トップチームの集結とは趣向を変え"大陸連盟杯"の意義に基づき、五大陸全ての連盟から極力均等数のチームを招待したことが選考基準の特徴である（'65年を除き各連盟枠１または２。それ以外にFIVB、日本協会、ホスト放送局による推薦の２枠、FIVB世界王者、五輪上位国枠など）。'16年リオデジャネイロ五輪までの五大陸予選として行われ、各大陸の強豪国が日本に集った大陸連盟杯は、2019年の回をもって終了とした。
１９９０年、FIVB世界選手権、五輪バレーボールとは枠組みを変えた競技会「ワールドリーグ」が創設された。'80年代まで毎年、シーズン前半に「NHK杯国際」を開いていた日本協会の後押しにより、かねてから案が挙がっていた世界規模のFIVB主催リーグの誕生に至った。世界の強豪国のうち試合開催にあたっての経済面、政治情勢等を考慮し参加チームを選出、週ごとにその各国を転戦するシリーズ制で、総合上位チームが集結する決勝大会を（通例７月に）行いリーグ王者を決める方式。2018年シーズンからは「ネーションズリーグ」となっており、FIVBの収益、五輪及び世界選手権大会の出場チームやプール組み合わせなどを決定する世界ランキングのポイント変動に大きく関わる。

※2　日本バレーボール協会は、世界選手権招致とは別の観点で「定期的な」世界規模の大会開催を模索していたところ、男女ともに世界トップクラスのナショナルチームを持っていたこともあり'75年に国際バレーボール連盟との間で、４年に一度日本で恒久的に国際大会を開くこと、その際に日本の民放局フジテレビジョンとの共催で'77年に行うことが内定していた大陸連盟杯「ワールドカップ」（この回の開催は日本に要請し、受諾済み）を、その後も日本協会が引き受けることで合意した。ワールドカップは、日本協会、フジテレビジョン、さらにサンケイ新聞社が構成する委員会の主管競技会となった。よって、名称「ワールドカップバレー」としての大会開催にあたっては、フジテレビジョンによる日本国内での " 日本戦全試合のテレビ放送が行われる "ことが前提、かつ開催の一大趣旨であった（大陸連盟杯廃止後は、6枠を決める五輪予選のうちの日本会場組として開かれ、4年ごとのフジテレビ共催大会を2023年まで維持）。日本協会、フジテレビは大陸別参加チーム数の調整、大会を権威付けるための五輪出場権獲得枠の拡大、五輪前年開催への変更などを主導した。


ワールドカップバレー2023　・　・　・
開催国日本と、世界ランキング上位21チームの中から抽選で選ばれた7チーム(※3)が出場する、OQT（オリンピック予選会）のプールB。9, 10月に東京で開催。全8チームによる総当たり戦を行い、2チームがパリオリンピック・バレーボールの出場権を獲得。パリ大会のバレーボールは、オリンピック代表国が決まる各大陸別の大会は行われず（前例なし、OQT及び世界ランクでの大陸代表選出）、「競技会の最終順位」によるオリンピック出場国決定はOQTのみ。日本は、6枠決定のOQTに初参加となる。

※3 2015年からは各大陸選手権の日程をより優先しているため、それまでは"大陸王者"招待であった（グランドチャンピオンズ杯を含む）日本の民放局大会では、FIVB世界選手権や五輪終了後の世界ランキングも用いて参加チームを選抜した。大陸連盟杯は廃止され'23年は各大陸枠はなく、全チーム（２０２２世界選手権終了時に20番台以内にランクした）世界ランキング上位国が来日。
・FIVB世界ランキング（2023年1月1日付、以下同）　1 ～ 6位　　１チーム
・　　8 ～10位　　１チーム
・　 11～13位　　１チーム
・　 14～16位　　１チーム
・　 17～19位　　１チーム
・　20～22位　　１チーム
・　23～25位　　１チーム
7位は、開催国の日本

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'９２年オリンピック金メダルのブラジル、それから１０年後アルゼンチンにて南米勢初のFIVB
世界王者に輝きます。

そのアルゼンチン大会を翌年に控えた２００１年のグランドチャンピオンズカップ。
この'０１シーズンのワールドリーグ覇者で、南米王者として出場のブラジルと
北中米王者キューバの対戦。