春を告げる和歌山 加太 淡島神社　雛流し ダイジェスト 女性主役のまつり　2016.3

快晴に恵まれた、加太の海への流し雛を見ました。
雛人形と海、フォトジェニックな被写体が揃うのでカメラマンが多い、昔から

Wakayama in Japan.

00:00　淡島神社への道しるべ
00:04　淡島神社　本殿　
00:15　加太の海
00:35　淡島神社　本殿で雛人形を白木小舟へ乗せる　12時30分ごろ
00:47　女性たちに担がれた小舟三艘　13時ごろ
01:12　流し雛の準備
01:52　お祓い　祝詞　
02:52　海上へ送り出し
03:52　お見送り　巫女　幼稚園児
06:37　お焚き上げ　13時45分ごろ

○撮影地
　和歌山県　　
○月　日
　March 3, 2016.　
○機材
　Canon PowerShot G3X

昔、高貴な娘たちが、紙型人形で遊んだ事が「ひいな」と呼ばれ雛祭りの始まりとされる。
年を経て華美となり、お上からの規制を受けながらも、秀麗な人形へと極めた。
また、古くなったり、傷んだ人形を川や海の綺麗な水に流して供養すると共に、
流し雛に、女性の願い事を託す風習が、日本の各地に広まっていたようだ。

この流し雛行事のイメージを小説の中に、さりげなく取り入れたのが
松本清張氏作の「ゼロの焦点」であると勝手に思っている。
物語は、戦後の東京と、当時時間距離があった北陸地方が舞台となっている。
筋立ては、性格の異なる女性3人の生き方を軸に、自立していく新しく強い女性の登場を描いている。
最後の方に、漁師でもない女性一人が、小舟で沖に向かう場面が、この流し雛イメージと見られる。
清張氏は、昔からの風習意味合いを十分ご存じだったと思われる。
小舟に雛人形を沢山乗せて流す手法は、小説が発表された後のようである。

男女雇用機会均等法・・・１９８５年に成立し、翌８６年施行。