熱海土石流 住民が不安視する第二の盛り土の実態とは(静岡県)【熱海土石流】

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熱海市で発生した大規模な土石流。崩れた盛り土のすぐそばには「第二の盛り土」と呼ばれる現場があり、住民の不安が募っています。

 先週、熱海市が開いた住民説明会。土石流被害の大きかった地域の住民が訴えたのは「同じことが起きるかもしれない」という不安でした。
<住民>「100%じゃないのに、なんで大丈夫だと言ったんですか。100%大丈夫だったらいいんですけど、ある程度じゃだめじゃないですか」
<熱海市の担当者>「状況が切迫した状況ではない」
<住民>「切迫って誰が決めるんですか。おかしいでしょう」
 土石流が起きた熱海市伊豆山の一部の地区には雨のたびに避難指示が出ています。県は「周辺の排水は十分できている」と分析していて、これを根拠に熱海市は「危険は少ない」と説明しました。しかし、住民からはある場所の指摘が相次ぎました。
<参加した住民>「これね、第二の盛り土でね。擁壁も石積みも何もないところにただ(土を)落としてる」
<和田啓記者>「土石流の起点、えぐれた谷筋は盛り土が崩れた跡です。そのすぐわきにはソーラー発電施設、さらに少し開けた広場があります。そこから斜面に向かって土砂が捨てられている場所、ここを住民が『第二の盛り土』と呼んでいます」
 残土が無造作に捨てられている先には民家があります。第二の盛り土がある土地は土石流の起点となった土地と同じ所有者です。
 第二の盛り土は県や市も問題視する土砂投棄現場でした。これは8月、関係者が現場を確認した際の映像です。むき出しの土砂が数十mの高さに及んでいます。
<現場視察関係者>「産廃だよ。どっかの解体ガラか」
 土の中にはゴミのようなものも多く確認できます。この実態を県や熱海市が知ったのは土石流が起きる少し前、2021年6月のことでした。関係者によると、市はすぐに土砂搬入の中止命令を出し、斜面の角度を緩やかにするなどの対策を指導。現在の土地所有者からは対策する旨の回答があったものの、現場の映像からは崩落を防ぐものは見られません。
<住民>「大雨がくれば今日にでも死ぬかもしれないんです。そういう状況なんです。それは行政側お願いします」「今日は安心するために来たのに逆に不安が増した」
<熱海市 宿崎康彦観光建設部長>「市も全力を挙げて、専門家に依頼して安全性を確認したい。(現場付近は)緊急伐採という形で伐採しているが、その時に土を違法にこぼしている。森林法で違反(の疑い)ということです」
 難波副知事も今週SBSの取材に対して、法令に基づく必要な手続きがとられていないと認めながらも「現時点で、すぐに災害が発生する危険な状況は見られない」としています。現在の土地所有者の弁護士は。
<現在の土地所有者の代理人 河合弘之弁護士>「そちらの話はとりわけ考えたことはないが、違法なことがあるならそれはもちろん是正しなきゃいけないと思います。私としても『早く対処しなさい』とは言いますよ」
 新たに浮かび上がった「第二の盛り土」の実態。県や市がいくら安全と言っても払しょくしきれない不安が住民の平穏な暮らしを脅かしています。
#オレンジ6 8月27日放送

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