【25万回再生】バレエ衣装制作ドキュメンタリー。ブラックスワンの衣装ができるまで

今回はバレエ「白鳥の湖」に登場する黒鳥”オディール”の衣裳を作っていきます。
オディールという役は、妖艶で、力強く、堂々とした自信と美しさに満ち溢れた女性のキャラクターです。白鳥の姿に変えられたオデット姫に一度は愛を誓ったはずの王子が、黒鳥オディールの美貌に誘惑され、翻弄された末に白鳥のオデットを裏切ってしまいます。
映画「ブラックスワン」でもナタリーポートマンがとても魅惑的な踊りを披露されていましたね。

私は普段衣裳をつくるとき、アイディアやデザインがわりとすぐに思いつくことが多いのですが、このオディールの衣裳を作るときは、全くと言っていいほどアイディアが浮かび上がってこず、本当に頭を悩まされました。デザインが思い浮かばない時は、四六時中、衣裳のことにすべての神経が集中してしまうので、何を食べても味がよくわからないような感覚になる時もあります。
「黒い鳥の役柄であるから、実際に黒い羽を使いたいけれど、繊細な羽は傷みやすく、男性と組んで踊ることを考えると、羽はあまり使いたくない。。」「でも鳥のキャラクターではあるため、鳥が翼を大胆に広げた姿を思わせるようなデザインにしたい。。」「どうしたら漆黒のチュチュの色の中に沈みこまず、存在感があり、かつダンサーの踊りを邪魔しない羽をどう表現したらいいのだろう。。。」
衣裳の完成納期が近づく中、ふと「オーガンジーで立体的な羽のモチーフをひとつずつ作ってみたらいいのではないか、、」とひらめき、そこから私の手は止まることなく進みました。「完成した衣裳を早く見たい」という気持ちと相まって、駆け抜けるようにして出来上がったオディールの衣裳。藤平由紀の自信作と胸を張って言えるものが生まれました。
ぜひ衣裳の完成まで動画をご覧ください。

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バレエ衣裳　「ユキワードローブ」は、
ダンサーのボディラインを美しく魅せるデザイン、高いクオリティを兼ね備え、
踊ることの喜びを心から感じられる衣裳として、バレエを愉しむ女性たちから愛されてきました。
繊細な刺繍や、細かな手仕事によるオートクチュールのバレエ衣裳をつくり続けることは、ユキワードローブの使命であり、誇りです。
衣裳はダンサーの一番そばで寄り添うものだから、
バレエを踊る女性憧れのワードローブとして、いつまでもあなたを輝かせつづけます。

衣装がダンサーの心の励みとなりますように...

藤平　由紀
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こちらの衣装はユキワードローブ のレンタル衣装です。
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