【日本一顔の濃い超人気イタリアン店主】ロッツオシチリア阿部努さんに聞くイタリアワインと接客の極意

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【編集後記】
これが「自分の言葉で話す」ということなんだ
阿部さんを取材した一番の収穫は、一次情報の尊さでした。

阿部さん本人はソムリエの資格を持ち、人気店を経営しています。もっと大業なことを成し遂げた人の話し方、教え方をされても不自然さは感じないキャリアでしょう。
しかし、実際の話ぶりは、相手のことを考え、できる限り平易な言葉でイメージしやすいお話で、誰もが引き込まれる印象を抱くはずです。

”自分の言葉で話す”
簡単な言葉ではありますが、これがどれだけ難しいことか。

ワインの学習となるとどうしても平面的な文字、資料に終始しがちではありますが、それではどれだけ頑張っても二次情報に終わってしまいます。
ソムリエは料理人ではないし、ワインメーカーでもないから、表面的な情報だけでは二次情報しかありません。

では、ソムリエや接客係、ワインファンは一次情報を発信することはできないのか?そんなことはありません。
阿部さんの語り口を見てもらえれば、その答えがわかるはずです。

目の前にあるワイン、目の前にある料理。この段階では他人が作った二次情報です。
その二次情報に自分の経験による考えや思いを反映させて、言葉にして、相手に伝わって初めて一次情報になります。
ワインも料理も、何の情報もなくいただくよりも、その一次情報があることで何倍にも美味しくなることを知っているし、全く別物になるのはあなたも感じたことがあるはずです。

自分の言葉で話す。
一次情報の尊さを改めて感じさせてくれた取材でした。
阿部さん、どうもありがとうございました!


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