【E131系投入で置き換え】鶴見線205系が定期運用終了

ダイヤ改正までに置き換えられると発表されていた鶴見線205系。2024年2月27日が最後の営業運転になりました。

　鶴見線205系が定期運用を終了しました。
　JR東日本は、2月27日をもって、鶴見線205系の定期運用を終了しました。
　鶴見線205系は、老朽化が進んでいた103系を置き換えるため登場した車両です。2004年8月25日より営業運転を開始しました。2005年までに全9編成が投入されています。
　もともとは、山手線や埼京線で活躍していた車両であり、改造工事を経て鶴見線に転用しました。1・2号車が元山手線、3号車が元埼京線の車両であり、ドアの窓は、1・2号車が小窓タイプ、3号車が大窓タイプになっています。先頭車が1100番台、中間車が0番台です。車体には、103系がまとっていたイエローに加え、ホワイト・スカイブルーを加えた3色となっています。
　3両編成9本が鎌倉車両センター中原支所に所属しており、鶴見線(鶴見～海芝浦・大川・扇町間)で活躍してきました。
　鶴見線では、昨年12月24日より、新型車両「E131系」の営業運転が始まりました。鶴見線に直接新型車両が導入されるのは約80年ぶりです。E131系の導入に伴い、これまで活躍してきた205系は置き換えが進められてきました。
　205系の運用離脱は、E131系が営業運転を開始する前の昨年11月より始まっており、検査期限切れが最も迫っていたナハT18編成が最初に離脱しました。その後、順次置き換えが進められていき、最後まで残っていたナハT17編成は2月27日の03運用をもって営業運転から離脱しました。この編成の運用離脱で、鶴見線205系は全編成が引退したこととなります。
　205系が引退したことで、2月28日より鶴見線を走る全列車がE131系に統一されました。2024年春のダイヤ改正からはワンマン運転が始まります。
　鶴見線から205系が撤退したことにより、JR東日本管内で205系が走るのは南武支線と仙石線のみになりました。