六代目 笑福亭 松喬 / 親子酒 ２

松喬さんの酔っ払いは、やっぱり凄いなぁ〜。
今回の落語を見て あらためて つくづくそう思いました。

松鶴師匠の教え
「ほんまもんの酔っ払いしたらあかん 落語の酔っ払い・・・間で酔うんや」
今回の「親子酒」を聞いても
芸の継承が ちゃんとされている事が分かりました。

ほんまもんの酔っ払いの真似を落語でしたら しどろもどろで何を言うてるのか
さっぱり分かりません。

落語の酔っ払いは、ぐちゃぐちゃの酔っ払いを演じながらもセリフは、間をちゃんととって言うので
何を言ってるのかが、お客様に伝わる。

なるほどなぁ〜。

落語の酔っ払いが 演じられる松喬さんは、やっぱり凄いなぁ〜。

松喬さんのほんまもんの酔っ払いのエピソードもいろいろあります。

携帯をまだ持っていなかった
ずいぶん昔のある深夜
「連れられてここに来てんけど
もう帰りたい。迎えに来て」
「どこ？」
「わからへん」

それでは 迎えに行きようがありません。

あの頃に比べて
今は便利になりました。
皆さん携帯電話を持ってらっしゃいますし
GPS発信機もあります。

子供や高齢者の見守りの為に使用するGPS発信機。
中には内緒で発信機をご主人に付け 浮気調査の証拠集めに使う人もいるそうです。

そう言えば
松喬さんの浮気もどきの話もあったなぁ〜

又いつの日かお話ししましょうか？
うふふ。

六代目笑福亭 松喬
落語公式チャンネル
今回の演目は
「親子酒」2


読売テレビ制作
1996年5月11日放送
第5回紅梅亭より
45歳の松喬さんの落語の酔っ払いをお楽しみください。