Скачать или смотреть PythonメソッドノックDay072 Counterメソッド

Pythonのメソッドの紹介です。それぞれの説明と使用例は以下になります。

M198 Counter.popitem()
Counter.popitem() は、Counter 内の 最後に追加されたキーと値のペアを削除し、タプル (key, count) として返すメソッドです。dict.popitem() と同様の動作をします。

▼ 機能
Counter の中から 1つの要素を削除しつつ取得できます。
削除順序は Python 3.7 以降「挿入順」です。
要素が存在しない場合は KeyError を送出します。

▼ 使用例
from collections import Counter

c = Counter(a=3, b=2, c=1)
print(c.popitem()) ＃ ('c', 1)
print(c) ＃ Counter({'a': 3, 'b': 2})

▼ 注意点
削除対象の選択順は「最後に追加された要素」になります。
順序に依存する処理では OrderedDict と同様に扱えます。
most_common() の逆動作とは異なります。


M199 Counter.setdefault(key[, default])
Counter.setdefault() は、指定した key が Counter に存在しない場合に
新しいキーを作成して、指定したデフォルト値を代入し、その値を返すメソッドです。存在する場合は 既存の値をそのまま返します。

▼ 機能
キーが存在 → 値を返す
キーが存在しない → default を代入して返す
戻り値はそのキーの値です。
default の省略時は 0 が設定されます（Counter は int ベースのため）

▼ 使用例
from collections import Counter

c = Counter({'a': 2, 'b': 1})
print(c.setdefault('a', 5)) ＃ 2（すでに存在するため変更なし）
print(c.setdefault('c', 10)) ＃ 10（新しく追加）
print(c) ＃ Counter({'a': 2, 'b': 1, 'c': 10})

▼ 活用例
デフォルト初期化を自動で行う処理に便利です。
明示的な if key not in c: チェックを省略できます。


M200 Counter.update(iterable_or_mapping)
Counter.update() は、Counter に対して新しい要素を 追加または加算更新 するメソッドです。同名キーがすでに存在する場合、値は加算されます。リストや文字列などの iterable または 辞書形式を引数にできます。

▼ 機能
加算は整数値（カウント）として行われます。
元の Counter が更新され、戻り値は None。
同じキーがある場合、値を加算。
iterable の場合：各要素が 1 ずつカウントされます。

▼ 使用例
from collections import Counter

c = Counter(a=2, b=1)
c.update({'a': 3, 'c': 2})
print(c) ＃ Counter({'a': 5, 'c': 2, 'b': 1})

＃ iterable（リストや文字列）もOK
c.update('abc')
print(c) ＃ Counter({'a': 6, 'b': 2, 'c': 3})

▼ 応用例
テキスト中の文字・単語の出現頻度を追加集計
逐次データのリアルタイムカウント更新