Скачать или смотреть 名前を言ってはいけない新種の古代アリが発見された模様 【おまけ動画付き】

2024年4月11日、科学雑誌「Zookeys」に「ある奇妙なアリ」が新種として報告されました。
https://zookeys.pensoft.net/article/1...
そして実はこのアリ、今後は「名前をいってはいけない”あのアリ”」「あのアリ」と呼ばれるようになるかもしれません。

今回見つかった「名前を言ってはいけない”あのアリ”」は全てのアリ科の中で最初期に分岐したグループ「ムカシアリ属（ムカシアリ亜科）」の一種です。
この古代のアリ属は、地中で暮らしているため発見は非常に難しく、1万4000種とも言われるアリの中で、約60種ほどしか発見されていません。
今回、例の”あのアリ”が見つかったのはオーストラリアの北西部の乾燥地帯。
オーストラリアは1000〜5000種という多彩な種類のアリが生息しているとされていますが、ムカシアリ属の新種がオーストラリアで見つかったのは1932年以来となります。

ムカシアリ属の特徴として、コロニーの小ささがあげられます。
通常のアリは数万匹、多い場合は数百万匹ものコロニーを形成しますが、ムカシアリ属のアリたちは100匹ほどという極めて小規模です。
こういった点も、このムカシアリ属の発見が難しい理由の1つです。

地中で生活する彼らを捕まえるのは一苦労で、通常のアリを捕まえるような地上でのトラップも意味がなく、おおよその生息域を予測してから地面を垂直に掘り、その地下に落とし穴をしかける、といった工夫が必要になります。
今回は深さ25mの穴を堀り、2匹の新種のムカシアリ属が発見されました。

体長は約2mm。
細身で非常に小さいため、砂や土の間を通りやすくなっています。
また地中という日光の当たらない暗闇に生息するため、体の表面には色素の沈着はなく、両目も退化しているため、嗅覚を使用して行動していると考えられます。

なお、体は非常に脆く、人間が触ると割と簡単に壊れてしまうようです。
過去に紹介したガガンボみたいですね。

鋭い下顎をもち、ほぼ確実に捕食性であることが予想されます。
研究主任は、「暗闇の中の恐ろしハンターだと考えられる」と語っています。
まだ、この“名前を言ってはいけないあのアリ”がどのように捕食するかはわかっていないようですが、他の種のムカシアリ属は大きなムカデを捕食することもあり、この新種のアリにも変な期待が寄せられています。

研究チームは、
・細い
・白くてツルっとした体（ハゲ感）
・地中という暗闇に紛れている感じ
という特徴から、ハリー・ポッターシリーズの魔法界史上最強最悪の闇の帝王ヴォルデモート卿にちなみ、学名を「レプタニラ・ヴォルデモート」と名付けました。
オーストラリアで見つかったムカシアリ属としては2番目のものとなります。


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00:00 新種のアリ発見
02:43 おまけ