「黒木健一第三句集『過客』」 Vol.16「季語散策(9) 『紫の君と新手枕(にいたまくら)を交わす』」

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帝である父の寵愛を受けた藤壺との背徳の恋。
光源氏は藤壺によく似た十歳の若紫を拉致同然に引き取る。
十四歳で兄と慕っていた若紫と、初めて枕を交わす

「男君(おとこぎみ)はとく起きたまひて、女君(おんなぎみ)はさらに起きたあはぬあしたあり」
男君は早々に起き、女君は一向に起きない朝がありました。
物語ではこのように描かれています。
なかなか起きてこない紫の君をあの手この手でご機嫌をとりますが、

「まことにいとつらしと思ひたまひて、つゆの御いらへもしたまわず」
心底恨めしく思って一言の返事もしないという有様。
純真無垢な少女を残酷で身勝手にわがものにした光源氏。
当時はよくある普通の出来事だったのでしょうが、少女の苦悩を徹底的に描いた紫式部。天才の筆はまだまだ止まりません。
光源氏に愛されながらも子は授からず嫉妬に苦しみ出家も許してもらえない。
次第に衰えてゆく紫の君。
源氏物語の中で最も不幸な女君として描かれています。

「新手枕」を詠む。
「人狼の吼ゆる夜ありぼたん雪」
「夜もすがら露の光を浴びにけり」
「をとめごの脛の白さや星流る」

毎週月曜日の午前8時に配信しています。

今週は、くうちゃんの動画はお休みです。来週、また見てくださいね。

俳句&構成:黒木健一

ナレーター:くうのママ

BGM: DOVA-SYNDROME

BGM:フリーBGM MOMIZizm MUSiC
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#過客 #黒木健一 #俳句

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