なぜ一条天皇は自分を批判する紫式部に怒らない？ 一条天皇と源氏物語【光る君へ】

源氏物語は、定子を寵愛し続けた一条天皇を糾弾する側面を持っていましたが、一条天皇は自身の治世への批判を歓迎する賢帝でした。
紫式部は慎重にリアルを追求しつつ、一条天皇に寄り添う展開にしたことで、高評価を獲得しました。
源氏物語は一条天皇の心を動かし、彰子の力になっただけでなく、一条天皇の治世にも影響を与えるほどの存在となりました。一条天皇の辞世の歌も源氏物語の影響を受けているという指摘もあります。
今回は、一条天皇の心中を深く理解した紫式部が、枕草子が避けた定子の陰の部分に正面から向き合い一条天皇に寄り添った結果、源氏物語が一条天皇の心を動かすまでの存在になっていく過程について紹介します。
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参考文献
斎藤正昭『源氏物語の誕生: 披露の場と季節』
https://amzn.to/4cBoGXU
角田 光代 山本 淳子『いま読む『源氏物語』』
https://amzn.to/3WIAJwI
山本淳子『『源氏物語』桐壺更衣の準拠の意味 : 紫式部の視点から』
（中古文学会『中古文学』113 2024）
https://cir.nii.ac.jp/crid/1520581920...
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【画像引用】
大河ドラマ光る君へ公式サイト
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1...

【目次】
1:32 一条天皇を糾弾する源氏物語
7:33 一条天皇が怒らなかった理由
11:55 一条天皇を動かす源氏物語

#光る君へ　#一条天皇　#紫式部 ＃大河ドラマ