Скачать или смотреть とりあえず読書会 : #45 SwiftUI Tutorials

気になった本を勉強会の形式をかりつつ読み進めてみよう — ということで、とりあえず読書会を開催しますね。
読み進めるのは SwiftUI Tutorialsです。本を読みつつ、プログラミングで遊んでいきましょう。ついでに Swift 6 対応も行ってみたりしています。

今回の #とりあえず読書会 SwiftUI Tutorials は、使いたかった Swift マクロは作り終えたので、それに関するコードで雑だったり不要になったりしている箇所をリファクタリングしていきますね。

SwiftUI Tutorials: https://developer.apple.com/tutorials...
各回の詳細情報: https://www.notion.so/SwiftUI-Tutoria...

■ ダイジェスト

技術書／チュートリアルを読み進めながら実装を整える様子を記録した回です。今回は「マクロ祭り」の続きとして、チュートリアル本編では扱わない Swift マクロ周りのリファクタリングを進めました。具体的には、マクロ `UserInfoAccessor` を中心に、`SwiftSyntaxVisitor` と `walk` を使った展開フローの見直し、`MemberDeclBlockSyntax` の扱い確認、`EnumDeclSyntax` 探索時に `name.text == "UserInfo"` で対象を絞るガードの追加を行いました。また、ネームスペースは「最初に見つかった `enum` の名前を `lowerCamelCase` 化して使う」方針を検証し、文字列連結によるパス構築をやめて、`Path` 型を導入しました。`Path` は内部に名前配列を持ち、`append`／`appending`、先頭要素のみ `lowerCamelCase`・残りを `UpperCamelCase` で連結する表現、`dropFirst()` 相当の取り出しなどの API を備え、用途ごとにプロパティ名とディクショナリキーの表現を切り替えられるようにしています。`CustomStringConvertible` への安易な依存は避け、`stringDescribing()` など明示的な API を使う方針にしました。`indirect enum` や `Sequence` 準拠は検討にとどめ、最終的に配列ベースの `Path` に統一しました。展開処理は、`expansion(for enumDecl: EnumDeclSyntax, ...)` と `expansion(for memberBlock: MemberDeclBlockSyntax, ...)` を用意し、ビジターが収集した結果を `expansion += ...` で合成する形に整理しました。`aps` の扱いでは、たとえば `UserInfo.aps.alert.title` に対し、プロパティ名は `userInfoApsAlertTitle`、保存先は `userInfo["aps"]["alert"]["title"]` となる対応を確認し、`Path` の API で記述を簡潔化しました。補助の `lowerCamelCase`／`UpperCamelCase` は `StringProtocol` の拡張として維持し、`Path` はマクロ内で参照しやすいよう `typealias` を追加しています。Xcode のマクロ展開ビューが不安定な場面がありましたが、ビルドは通っていることを確認済みです。構成面では、`EnumMemberBlockVisitor` を別ファイルへ抽出し、アクセス制御を `private` から `internal` に見直し、必要な箇所に `import SwiftSyntax` を追加しました。`RangeReplaceableCollection` や `String` の拡張も利用箇所に合わせて分離し、ファイル名や命名の不整合を修正しています。全体として、チュートリアルを読み進めながら、マクロの責務分離と `Path` による表現分離を学びつつ仕上げました。