日本キリスト教団六ツ川教会 ローズンゲン釈義黙想(2024/8/14)

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2024年8月14日(水)

【旧約聖書】
あなたの神、主はあなたの手の業すべてを祝福し、この広大な荒れ野の旅路を見守ってくださった。申2:7(協)

【新約聖書】
萎えた手と衰えた膝をまっすぐにしなさい。ヘブ12:12(協)

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「ローズンゲン釈義黙想」は、日本キリスト教団六ツ川教会の会員向けのメッセージです。
日々、御言葉を聞くことができるように毎朝5時に更新します。
「公開」設定にしていますので、六ツ川教会の教会員でない方も、ご関心のある方はどうぞ自由にご活用ください。

釈義黙想の後に、呼吸と沈黙の時間があります。
ヨガのトレーニングから学んだ呼吸法のごく基本的な方法を取り入れています。
御言葉を聞き、呼吸と姿勢を整えて、良い一日の始まりとなりますように。
どうぞ今日も笑顔でお過ごしください。

使用しているテキストは『日々の聖句 Losungen2024』(ベテスダ奉仕女母の家出版部、2023年)です。全国のキリスト教書店でお求めいただくことができます。税込み1,400円です。

*ローズンゲンで指定された場所以外は、聖書協会共同訳聖書のテキストを用いています。

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  今朝は旧約聖書から申命記2章7節の御言葉が与えられました。「あなたの神、主はあなたの手の業すべてを祝福し、この広大な荒れ野の旅路を見守ってくださった。」これは出エジプトのときのことを言っています。エジプトで奴隷の状態にあったイスラエルの民は、預言者モーセに率いられてエジプトから脱出することができました。そこから約束の土地まで、荒れ野の旅路を続けることになりますが、その間、イスラエルの民はモーセに対して不平不満を言い続けます。喉が渇いたとか、エジプトにいた時の方が良いものを食べることができたとか、なんだかんだ文句を言うのです。しかし、神さまはその時々に水を湧出させたり、天からマナを降らせたりして、イスラエルの民を守っていたのです。申命記に「この広大な荒れ野の旅路を見守ってくださった」とありますが、その裏には、旅路で神さまに文句を言う民の姿があったのです。

 新約聖書からはヘブライ人への手紙が与えられました。「萎えた手と衰えた膝をまっすぐにしなさい。」この続きの13節には「自分の足のために、まっすぐな道を造りなさい」と書かれているように、人々が道を真っすぐに進む、神の民の行進がイメージされています。たくさんの人が歩くのですから、疲れてしまう人がいます。なかには「こんなのつまらない」と言って、行進している一段から抜け出ようとする人もいます。13節の続きに、「不自由な足が道を踏み外すことなく」という言葉は、この行進から離脱してしまう人のことを指しています。そうすると、「萎えた手と衰えた膝をまっすぐにしなさい」という言葉は、行進についていくのに疲れた人のことを指していると考えられます。そういった人に神さまは、「まっすぐにしなさい」と励まします。そして行進に参加している人々も、疲れた人、道を逸れそうな人を、そのまま放置するのではなく、支えるように勧めているのです。歩いていると、手やひざが衰えるのは仕方のないことです。その衰えた人を支え、また支えられるのが、神の民の行進です。神の民の行進、これは教会の姿を表しています。

 行進をしているときは、神さまに守っていただいていることを感じなくなってしまうかもしれません。イスラエルの民が出エジプトで荒れ野を行進していたとき、神さまは彼らに必要なものを毎日与えておられました。でも、彼らは文句を言い続けていたのです。私たち教会に集う者も、神さまから日々必要なものを与えられています。でも、それに満足できない私たちです。不平不満があって、教会から出て行こうとする人もいるかもしれません。そのような仲間を共に支える。そして、私自身が気持ちが衰えたときに支えてもらう。支え、支えられる行進、それが、私たち教会の、神の民の行進なのです。

日本キリスト教団六ツ川教会牧師  桐藤 薫

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