【初めての 根洗い・植え替え】　若手盆栽愛好家がサツキを始めたら・・・

盆栽愛好家としては約７年の経験を持ち、松柏や雑木の栽培知識のある丸茂さん（39歳・栃木県宇都宮市）。サツキもいくつか持ってはいますが、どうも上手く作れない。どうやって作ったらいいのか分からない。という状態で、なんとなく苦手意識を持っていました。
そこで、サツキの専門店である渋谷園（栃木県鹿沼市）の新川さんにサツキの作り方を教えていただくことにしました。
ちなみに丸茂さんは盆栽インスタグラマーとして活動中。家庭も仕事もある中で盆栽を楽しむ様子を日々紹介しています。【bonsai-marubon　https://www.instagram.com/bonsai_maru...

この動画のサツキ以外にもあと２本植え替えをしており、それは「月刊誌　さつき研究６月号」に掲載しています。

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畑に放置されていた品種不明のサツキを入手したのが約３年前、あまりにも大きく適当な鉢がなかったため、木箱を作って植えておきました。しかし何年経っても樹勢が上がらないので、栃木県鹿沼市にある渋谷園の新川さんに相談することに。根の更新を期待した簡単な植え替えのつもりでしたが、結果は動画の通り「根洗い」をすることになってしまいました。

なぜサツキには「根洗い」が必要になるのでしょうか。
露地や畑にサツキを植えている場合、その多くは黒土で植えてあります。一方、鉢で管理するサツキは鹿沼土で植えます。黒土と鹿沼土が混じった用土では、黒土部分が水分過多になり樹勢が思うようにあがりません。そのまま放置すると根が腐ってしまうこともあります。
そこで、露地や畑で作っていたサツキを鉢に上げる場合、根についた黒土をすべて取り除き、きれいにした状態で鹿沼土で植え直します。これが根洗いです。
サツキを栽培している愛好者の間では常識となっていますが、作業がとても大変なので、この根洗いを毛嫌いする人も少なくありません。
全く知らない状態で急に根洗いをすることになった丸茂さんはとても驚いた様子でした。
しかし約４時間、一本の樹の根と格闘することでサツキに愛着が湧き、ますますサツキが好きになったようでした。

これから花時期を迎え、さらに花後の手入れなど、作業が目白押しです。
シリーズ　若手盆栽愛好家がサツキを始めたら・・・　今後の活躍をお楽しみに。


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