《再び花咲かせます》5年ぶりに復活!よさこい唯一の町内会チーム「梅乃連」次世代につなぐ思い

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コロナ禍でよさこい祭りへの参加を見送ってきたチームが今年(2024年)、5年ぶりに復活します。固い絆で結ばれた”町内会チーム”が、再び舞い戻ります。

17日午後7時半、高知市の潮江小学校でよさこいチーム「梅乃連」の練習が始まりました。

梅ノ辻よさこい実行委員会 服部一浩 実行委員長:
「梅乃連は5年ぶりです。コロナ禍になってからチーム出せなくなって、去年(2023)もまだコロナ禍が収まってないということで、今年ようやく5年ぶりに踊り子チームを出すことができました」

梅ノ辻町内会が地域の活性化を目指して立ち上げた「梅乃連」はよさこい祭り唯一の”町内会チーム”です。コロナ禍の4年間は地域の子供たちの健康を考え、参加を見送ってきました。再始動した今年(2024)は4才から71才までの81人が参加。テーマは「再宴」です。

インストラクター嶋崎碧さん:
「踊り子さんとの『ご縁』も大事にしたい。みんなとの輪、『円』も大事にしたい。みんなで盛り上がろうぜっていう宴の『宴』とか、みんなでキラキラ輝いてすてきに踊ろうぜっていう艶やかの『艶』とか、たくさんの意味が入っています」

振り付けの中で踊り子たちが苦戦していたのが、「夏を彩る う・め・の・は・な」の歌詞にあわせて咲き誇る梅の花を表現する手の動きです。

女性:「あっ、間違った。わぉ!やめて。まだ、初日やきまだ…2、3日はかかる」

地域の子供たちや親子の参加が多いのも「梅乃連」の特徴です。

足の振り付けを間違えてしまう男の子も。

男の子:「逆~、ああ…」

体育館の脇では、マダムたちが集まりなにかを見ています。約30年前に「梅乃連」の踊り子としてよさこい祭りに参加したときの写真です。吉岡利恵さん(69)、岩城良子さん(65)、北村真喜恵さん(75)の3人は、コロナ禍前はいつも一緒に踊っていたといいます。

吉岡さん「”三姫”です」
岩城さん「昔はね」
吉岡さん「今はもう”三ババです”」
岩城さん「今でもいけるかもしれんで」
北村さん「今まではね、ついていって頑張って踊ったりしたけどね、もう年には勝てないね」

岩城さん
「昔からいう梅ノ辻のキャッチフレーズが”手作り、真心、和気あいあい”!」

この”よさこい愛”は次の世代へー
吉岡さん一家、岩城さん一家、北村さん一家の娘たちは今、インストラクターやスタッフとしてチームを引っ張っています。

岩城さん
「娘たちの子供、孫たちも踊るようになっていますので」

”子供や孫へ町内会チームをつなげたい”これが「梅乃連」の復活にかけた思いです。参加者の女性も、再び子供と一緒に踊れることを楽しみにしていました。

子供と参加した女性
「よさこいがないのがちょっと寂しいなと思って。すごくなんか…うれしい。こんな日がくるなんて…うれしかった。ありがとうございます」

参加者
「町内が本当に一生懸命。お父さんもおじいちゃんもおばあちゃんもみんな出てきて頑張ってやっていますので、”高知家の家族”じゃなくて”梅ノ辻の家族”みたいな感じ。”梅ノ辻ファミリー”ですね」

固い絆で結ばれた”梅ノ辻の家族”が2024年、よさこい祭りで再び花開きます。

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