農水省から鹿児島・鹿屋市に出向 副市長として2年間 東京に戻るはずが…新しい働き方に迫る (23/06/02

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鹿児島県鹿屋市で2023年3月まで副市長を務めた男性。4月に東京の勤務先に戻るだったのですが、この4月から新たな働き方を始めました。その働き方とは?

農林水産省から出向し、2年間、鹿屋市の副市長を務めた東京都出身の鈴木健太さん、41歳。2023年3月末、副市長として最後の日を迎えました。

鹿屋の思い出について聞かれた鈴木さんは「あっという間の2年間でしたね。かのやばら園でお客さんを案内したりとか、新型コロナワクチンの集団接種の会場で職員と一緒に来られた人たちの案内をしたりだとか、マリンフェスタで子どもたちと海に入ったら5分もしないうちにクラゲに刺されたり…」と、話が止まりませんでした。

明るい性格と、フットワークの軽さで、市民ともすぐに距離を縮めた鈴木さん。鹿屋の印象についてこんな風に話していました。

「すごく人があったかいという印象を受けましたし、子供たちも家族もこの街が気に入ったというのは、人によくしてもらったからというのが大きい」

4月からは農林水産省で、食品安全の仕事をするという鈴木さん。最後は、職員や鹿屋市の“PR特命係長”、かのやカンパチロウといっしょに「カンパチダンス」を踊り、別れを惜しみました。

鹿屋市の職員
「最初お会いした時、『いろんなものを壊して新しいものを作る人』と聞いていたので、その通りの方が来たんだなという印象だった」
「副市長といえば、職員からすると上司にあたるんですけど、鈴木さんはダンス部員として同じ仲間というイメージが強いです」

拍手で見送られ、市役所を後にした鈴木さんですが…

実は…その後も鹿屋市で暮らしていました。現在は農林水産省で食品の安全に関わる仕事を担当していますが、東京に籍を置きながら、リモートワークで鹿屋でも仕事をしているのです。

鈴木健太さん
「正直言って(リモートワークで仕事する人は)いないと思います。親御さんの介護で、一時的に実家に帰って…というのはあったと聞いていますけど」

鹿屋に来て改めて感じた、農業や水産業の現場に近い所で働きたいという思い。東京に帰ってからも、それを変えたくないと直談判して、鹿屋と東京を往復する生活を始めました。

「食べ物がおいしい」と鹿屋が気に入っている小学生の2人の子供たちも、そのまま鹿屋で暮らすことを選びました。

鈴木さんに現在のスケジュールを聞いてみました。

鈴木健太さん
「1週間東京で仕事して、金曜日の夜にこっち(鹿屋)に帰ってきて、1週間こっちでテレワークして、翌々週の月曜日に朝いちの高速バスで空港に行きます。こっちにいる時は東京と全然変わらずにデスクワークの仕事になります。比較的、ウェブ会議もミーティングなんかも『5分後に打ち合わせしよう』と連絡をもらって、イヤホンを付けて会議したりするんで、どこにいてもそんなに変わらず」

鹿屋にいる時は、時間の許す限り現場に出向き、人とのつながりを大切にするのが鈴木流。「現場の人たちが今、何を思っているのか、どういうところに困っているのか、どういうことをしたいのかというのを常に聞くように意識してます」と話します。

そして「農水省に戻ったとき、担当部局のメンバーに話したりして『こういう状況なんだけど、どう思う?』って会話のキャッチボールできる。担当部局も、事細かに聞けない部分の情報提供をしてもらえて、感謝されています」と、今の業務にやりがいを感じているようです。

この日は、産業創出に関する県の事業のお手伝い。「新しいことにチャレンジしている会社を紹介してほしい」と頼まれ、鹿屋市の鮮魚店や野菜の生産や加工を行う会社を紹介しました。

副市長時代の人脈を生かし、地域の産業が盛り上がるよう、本業である食の安全に関わる仕事以外にも積極的に関わっています。

農地所有適格法人オキス・岡本孝志社長
「我々は我々の考え方しかできないんですけど、第三者的に見てくれる人がいたら冷静に自分たちのことを考えられるんで、面白いんじゃないかと思います」

東京と鹿屋を行き来する生活を始めた鈴木さん。両方を知るからこそ、願っていることがあります。

鈴木健太さん
「鹿屋に来てからすごく地域で頑張っている人を見てきたので、そういった格好いい大人がどんどん増えていって、それを子供たちが知っていくって大事だなって思ってました。格好良い大人をどんどん紹介していきたいし、子供たちが学校を出た後に戻ってきたいなって思えるような、そういう地域にしたいと思ってます」

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