【美人万歳！】昭和の女優編（１６）ロックなさそり・梶芽衣子

１：１０あたりで使用した画像、「新・女囚さそり」に出演されていたのは梶芽衣子さんではなく、多岐川裕美さんでした。

子供の頃に「女囚さそり」を見たことがあります。
深夜のテレビ放送でした。
子供部屋に小さいテレビがあったので見ることができたのです。
もちろん親にバレないようコソコソ見ました。
狙って見たわけではありません。たまたまです。
途中からの視聴でしたが、小さい画面に食い入るように最後まで見てしまいました。
「女囚さそり」は、たびたび始まる強烈なバイオレンスシーンに付随するような感じでエロスというスパイスを効かせ見る者を夢中にさせる大人の映画でした。
そんな「女囚さそり」の作中で私が特に印象深く覚えているのはこのシーンです。
「刑務所を脱獄し、その逃亡中に見せた鶴翼の陣」
このシーンは、今もはっきりマッコリ脳裏に焼き付いています。
梶芽衣子さんが中心となり、荒野のような場所で同行する女囚たちと展開させた鶴翼の陣。
あのダッシュ、最高でした。あの表情、最高でした。バックに流れるあの歌、最高でした。

あの日以来、私はテレビや雑誌などで梶芽衣子さんを見かけるたびに「あ！女囚さそりや！」と指をさし、声に出し、心中で発することとなったのでした。
この現象は、今も変わることなく私を楽しませてくれています。


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