通称提唱現実存在【哲学史替え歌】【世界史関係ない替え歌リレー】

原曲:    • DECO*27 - 妄想感傷代償連盟 feat. 初音ミク  
ボーカル:重音テト

参考文献・動画

90分でわかるキルケゴール
90分でわかるニーチェ
90分で分かるサルトル
(著:ポール・ストラザーン　訳:浅見昇吾)

   • 【構造主義入門】レヴィ=ストロースと構造主義について解説【哲学の最先端】  

   • 【構造主義】ミシェル・フーコーの哲学思想について解説【権力の秘密を解き明かせ】  

   • 【哲学解説】”20世紀最大の知の巨人” サルトルの思想を解説します【実存主...  

年表引用
90分でわかる哲学者シリーズ

(著:ポール・ストラザーン　訳:浅見昇吾)

主催者様:釣りキチサム

   / @dr.tsurikichi  

参加者の皆様
フレンチボール
   / @frenchball123  
マルりん
   / @user-vw6vr2tf2p  
みやみや
   / @user-miya_miya  
笠地蔵
   / @ozijasak  
レイシア
   / @lacia8666  
ゆっくり澄元
   / @sumimotoawahosokawa  
The_イクラ
   / @the_ikura-8150  
ダス・ライヒ
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フォスフォ連邦
   / @user-ik5op5qo6p  
江戸川檸檬
   / @edogawalemon  
タユウ
   / @user-cz5fi1kt9r  
あがさ
   / @agasa481agasa  
アカラメル
   / @akarameru  
白上
   / @siraue19  
モットミル
   / @mottomiru_ypa  
愛新かくら
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釣りキチサム
   / @dr.tsurikichi  
国体復古期成同盟
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チェコスロバキア
   / @czechoslovakia1993  
アドリス
   / @adoris67  
みなし趣味者
   / @kamomir  



歌詞と軽い解説です。

やっちゃった もう少量だけ豊かで居たい
いやいやまさか　成功は鬱雑い
御免なさい　許してね
神(キリスト)呪った　僕の罪を【1】

生きていたいよ　34の呪い
身勝手だって言われても離婚【2】
希望もない　未来もない
選択で自分作りたいな

知っちゃった 普遍性を探し出したとて
そこに有用は隠れてないと
探したい　この自分
逃れられぬ死に至る病【3】

“これも→これか→これだ”を掲げよう
盲目的な信仰止めよう【4】
批判する国教会
血走る僕らはやがて絶望

だけど「客観」なんて真理必要ないの

だから通称提唱現実存在
合理砕いて　自分で選んだ
死に場のないキルケゴール【5】

さあ超人・ニーチェ・永劫回帰
神様だって　無惨に逝くんだ
終わりなき虚無の隨に　さあ

現存在...

投げられた
どうしようもないその苦しみ
生まれた先にある謎自由刑【6】
君はこう　...そうじゃない。
阿吽の呼吸でズレる自己

これがもし否定が可能なら
努力や行動にて乗り切れど
全ては変えれない
自らの人種　性も国も

だけど「対他」なんて存在　引き受け喰らうよ

だから本質先立現実存在
アンガジュマンに託した自分が【7】
正しく定義なされるの

米帝じゃん　どうせ対米法廷 【8】
学生だって　戦い出すんだ【9】
混ざり合う自己の存在

だけど「構造」なんて主義を覚えて仕舞うの

だから　だから構造対抗現実存在
欧州主義に　批判を浴びせた
やり場のない　彼の呻き【10】
さあ席巻・構造・レヴィ＝ストロース
フーコーだって　批判し出すんだ
終わりなき論の隨に　さあ

台頭ポスト構造主義
脱構築で睨んだ二項が
正しく崩れ始めるの
最低じゃん　どうせソーカル事件
米英大陸　傷付け合うんだ 【11】
混ざり合う2種の哲学(フィロソフィー)　さあ

大衆化...【12】

【1】貧しかったキルケゴールの父は豊かになりたいと神を呪った。

【2】キルケゴールの兄弟の七人のうち、五人が34才を迎える前に亡くなっているため、キルケゴールは父がキリストを呪ったことで自分達は34才までに死んでしまうのだと信じていた。(キリストが磔にされたのが34才)

また、そのことからか彼はレギーネという女性との婚約を一方的に破棄している。(作詞上、離婚と書きましたが実際は婚約破棄です)

【3】キルケゴールの著書『死に至る病』から

【4】キルケゴールは自らの著書『あれかこれか』にて、人間は『美的実存』(あれもこれもと、快楽を追求する段階）『倫理的実存』（あれかこれかという決断によって自らの義務を果たそうとする状態）『宗教的実存』（二つの段階を経た上で、最終的に単独者として神の声に向き合う状態）という三つの段階を経て自己を回復させることができると考えた。
　そのため、盲目的に神を信じさせようとするデンマーク国教会を批判した。

【5】キルケゴールは婚約破棄や度重なる教会批判などにより、多くの人々に後ろ指を指され続け、独り、道端で倒れ、病院で亡くなった。

　死を迎える直前、友人のベーゼンが『聖餐式を受けないか』とキルケゴールに聞くと、彼は『受ける。しかし、牧師によるものは受けない』と答えたという。

『それは正しくない』とベーゼンが言うと、彼は『正しいかどうかの議論をする訳にはいかぬ。私は自分の選択をしたのだ』と答えたという。

【6】サルトルは人間は自由であるがゆえにあらゆる責任を請け負わないといけないことを『人間は自由の刑に処せられている』と表現した。

【7】フランス語で契約、拘束という意味だが、社会参加と言う意味でも用いられる。
　サルトルは対他存在(他の人に貼られたレッテル上の自分)と対自存在(自分が認識している自分)のギャップを自ら進んで引き受け、統合することで自らを新たな段階に昇華させられると考えた。
　そうして主体的に自らを自分の置かれた世界に拘束していき、積極的に自らを社会に投げ入れることをサルトルはアンガジュマンと呼んだ。(   • 【哲学解説】”20世紀最大の知の巨人” サルトルの思想を解説します【実存主...   の動画を参考)

【8】ラッセルの呼びかけでサルトルやメキシコ元大統領などが、ベトナム戦争でのアメリカの戦争犯罪を捌くための裁判を行った。

【9】サルトルの思想は世界中に影響を与え、祖国フランスでも学生達が5月革命を起こすきっかけを作った。

【10】構造主義の先鋒であったレヴィ＝ストロースはサルトルの実存主義に対し、欧州中心主義的と批判した。

【11】詳しくはソーカル事件と不満研究事件を

【12】今日の哲学は大陸哲学と分析哲学の融合が進み、尚且つ、大衆化が進んできている。