RUIKE SHINPEI quartetto live at BODY & SOUL “LADY'S BLUES”

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RUIKE SHINPEI quartetto live at BODY & SOUL “LADY'S BLUES”

1, A Lovely Way To Spend An Evening
song by : cHugh / 13.dec.2018

2, Speak No Evil
song by : Wayne Shorter / 6.sep.2018

3, Old Fisherman's Daughter
song by : Duško Gojković / 6.sep.2018

4, Bluestrack
song by : terumasa hino / 13.dec.2018

5, Betty
song by : Erik Truffaz / 6.sep.2018

6, Lady's Blues
song by : Roland Kirk / 6.sep.2018

7, I Fall In Love Too Easily
song by : Jule Styne / 6.sep.2018


track : 2, 3, 5, 6, 7 / (6.sep.2018)
track : 1, 4 / (13.dec.2018)

類家心平 / shinpei ruike / trumpet
中嶋錠二 / george nakajima / piano
鉄井孝司 / koji tetsui / bass
吉岡大輔 / daisuke yoshioka / drum

Produce : Kyoko / Satoshi Ariga
Recording Engineer : Akihito Yoshikawa
Jacket cover illust : Mie Ishii

amazon :
SHINPEI RUIKE quartetto
live at BODY & SOUL “LADY'S BLUES” 
BS Jazz Support
B07QW532GT
https://www.amazon.co.jp/Ladys-Blues-...

【 RUIKE SHINPEI quartetto 】
数多くのミュージシャンと共演を重ね、ジャンルを超えた活動と、海上自衛隊の音楽隊に所属していたという異色の経歴を持つトランペッター類家心平を中心に集まったジャズカルテット。今年4月に発売されたアルバム「lady's blues」は青山にある老舗ジャズクラブ「body & soul」での演奏をライヴレコーディングしたもの。ライヴでしか味わえないジャズの魅力を存分に収めた内容になっている。ピアノに中嶋錠二、ウッドベースに鉄井孝司、ドラムに吉岡大輔という、いずれも多方面で活躍する実力派によるグループ。
熱く優しく中毒性のあるこの世界観を是非体験していただけたら幸いです。

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音楽評論家 中川ヨウ/ Yo Nakagawa
「はるか彼方に届く音」
類家心平のトランペットは、はるか彼方にまで届く響きをもっている。物理的な距離だけでなく、聴き手の懐深くに入り込み、その人の物語に時空を超えて入っていけるような、飛距離と浸透力をもっているのだ。
 彼のトランペットは、未来にも、いにしえにも届く。RS5pb( 類家心平 5 pieceband)でオリジナルを中心に繰り出す近未来的なサウンドは、21世紀の日本のジャズ・トランペット界を代表するものだ。類家の鋭利な響きが欲しくて、彼との共演を希望するミュージシャンが後を絶たない。その先鋭的なサウンドが、類家の本分であることは間違いないが、彼は同時に、2006 年に結成した“類家心平クァルテット”で、青山BODY& SOULを中心にジャズ・スタンダードを演奏してきた。“エレクトリック”と“アコースティック”の、2つの顔。まるで彼が尊敬するマイルス・デイヴィスと同様だが、それを同時に並行して行おうとしている点が、マイルスとは異なる。
 あまり世間には知られていない“アコースティック類家”が、この度BODY&SOULで二夜に渡ってレコーディングを行い、ここにアルバム『レイディーズ・ブルース』が完成した。
 メンバー3人に、類家のトランペットのどこに最も惹かれるか、レコーディング当日に聞いた。すると、口を揃えて、音色だと言った。「彼だと分かる独自の音色をもっている」。「その音色に込められた、強靭さと哀愁」。「惹かれてやまない音なんです」。そうだ、類家は音色でその人だと分かる、数少ないトランペッターの一人なのである。そう言われた類家は、メンバーについて次のように語った。「中嶋錠二とはデュオでも演奏していますが、実にオネストなピアニストです。ベースの鉄井孝司は、リズムももちろん好きですが、ジャズに関する知識がまた素晴らしい。吉岡大輔はスウィング、4ビートからファンクまで、リアルなグルーヴを生めるドラマーなんです」


ブルージーな曲が多い本作は、ローランド・カーク作曲の〈レイディーズ・ブルース〉がタイトルになった。「カークの曲にはいい曲がいっぱいあります」と語る類家。この曲は、ニューオーリンズの雰囲気いっぱいに、プランジャーミュートを用いて蠱惑的に演奏される。ジャズの発祥の頃を感じさせる彼の演奏は、初めて聴いたが、その素晴らしさに、彼がジャズを広く探求してきたことを改めて知った。
 それぞれの収録曲について、彼の言葉を借りながら簡単に解説しよう。冒頭の〈ア・ラヴリー・ウェイ・トゥ・スペンド・アン・イヴニング〉では、言葉少なく切々と語る。その行間に広がる想い。男の悲しさと素直な可愛さ。そういったものがサウンドから聴こえてきて、今までに知らなかった彼のもう一つの顔と出逢うようだった。彼が語った。「この曲は、アン・バートンの歌が印象に残っています。バラードですが、アルバムを代表する曲になるかと思い、冒頭にもってきました」
 類家は、好きなマイルスが重用した作曲家/サックス奏者、ウェイン・ショーターの曲をよく演奏する。今作では〈スピーク・ノー・イーヴル〉を取り上げた。13分を超える長尺だが、「普段、僕らがライヴハウスでやっていることを、そのままお届けしたかった」と、編集せずに収録した。
 ダスコ・ゴイコビッチの〈オールド・フィッシャーマンズ・ドーター〉は、前半はベースの鉄井とのデュオで、カップミュートを使ってノスタルジックにストーリーを語る。
 「マイルス以外では、やはり日野皓正さんがアイドルでした」。その日野作曲〈ブルーストラック〉では、類家の先鋭性が表出した。バンドの演奏も、類家に引っ張られて、鋭く、ハードに繰り広げられる。
 5 曲目の〈ベティ〉は、フランスのトランペッター、Erik Truf fazの作曲だ。私は知らなかったのだが、「フランスのブルーノートからアルバムを出している、エレクトリック中心のトランペッターです。この曲は彼にしては珍しく、ジャズ的なバラードです」と、類家が教えてくれた。ベースの鉄井の歌心が、演奏から立ち上ってくる。また、中嶋のピアノも音色の美しさが際立ち、ドラムの吉岡も控えめながら素晴らしく、このクァルテットの実力が如実に表れている演奏になった。
 ラストの〈アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥ・イージリー〉は、レコーディングの日も最後に演奏され、その哀切なブロウに、会場から拍手が鳴り止まなかった1曲だ。バラード奏者としての類家心平の素晴らしさが出た演奏であり、バンドもそれぞれに的確でリーダーへの愛情に溢れたプレイで応えている。
 素敵なアルバムができた。類家心平のリリカルな側面を、存分にお楽しみいただきたい。

(2019年2月記)

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